介護の仕事

介護あるある その11

今日も介護の仕事をやっていた頃を思い出して、介護あるあるを書いていきたいと思います。

よろしくお願いします!

介護あるある

  • インフルエンザが命に関わる

新型コロナウイルスのニュースを聞かない日はないくらいの昨今ですが高齢者の方が多数在籍している特別養護老人ホームでは感染症対策は非常に重要です。

コロナ関係なくインフルエンザが流行る季節などは、ユニットの入り口に消毒液が置いてありましたし、こまめに窓を開け換気もしていました。
加湿器もユニットごとに準備されていました。

もし発熱した利用者さんが出た場合はユニットごとの大扉が封鎖され、人の出入りを極力抑えるようにしていました。

なぜここまでするかというと、理由は至極単純で施設にいる高齢者の方々は風邪やインフルエンザが直接命に関わるからです。

新型コロナウイルスに感染すると命が危ぶまれる可能性が高いのは高齢者、
持病のある方、基礎疾患のある方などど言われていますが、それはコロナに限ったことではなく、風邪やインフルエンザでも十分危険です。

私は去年の3月末で退職しましたが、その時には既に職場でコロナ対策がなされていました。

と言っても元々インフルエンザの流行る時期にやっていたこととさほど変わりない部分も多かったのでそこまで大変ではなかったですね。

辞めるということが決まっていたからかもしれませんが。

しかし介護施設では大量にマスク、消毒液を使用するので
買い占めによる転売には強い憤りを感じていました。

命に関わるものなので、今後も転売には法的な制限をつけるべきだと考えています。

  • 暑い時期の入浴介助は超つらい

介護の仕事内容で辛かった仕事は数多くあるのですが、その内の1つが

夏場の入浴介助です。

元々入浴介助は(施設によって微妙に違うと思いますが)
施設から提供された半袖と短パンの制服を着て行います。

業務内容として、

入浴場への誘導、脱衣介助、洗体洗髪、浴槽への誘導、浴槽から脱衣室への誘導、身体を拭き髪を乾かす、皮膚への薬の塗布、水分補給(夏場限定)、着衣介助、ユニットへの誘導といった流れでした。

細かいところは施設や利用者さんの心身の状況によって違いが出てくると思います。

そしてこれらの仕事、ただでさえなかなか大変な仕事なのですが

気温、湿度の高い季節は相当辛いです!

半袖短パンでも相当汗をかきます。

こまめに水分補給をしながら安全に配慮しながら迅速な行動を心がけねばならず、かなりの重労働です。

もちろん大切な仕事なのですが、介護の仕事には単純に腰などに負担がかかる仕事だけでなく、こういった大変さもあるということをお伝えしたかったです。

  • ショートステイで1泊しかしないのにやたらと荷物の多い利用者さんがいる

今まで私が書いてきたのは主に「特別養護老人ホーム」と「デイサービス」の仕事についてです。

一応特別養護老人ホームで働いていたと書かせてもらっていたのですが、
私が働いていたのは複合型の施設だったので色んな形態がありました。

そして少しの間だけですが「ショートステイ」でも働いていました。

ショートステイというのは利用者さんが一時的に短期間宿泊する形態のことで私のいた施設でも数多くの方が利用していました。

1泊だけの人もいましたし、1週間くらい泊まっておられた方もいらっしゃったと思います。

そしてこのショートステイなんですが、利用者さんがご自宅から着替えや歯ブラシなどの私物を持って来られるのですが、

1泊しか泊まらないのにやたらと荷物が多い利用者さんがいらっしゃるんです。

「荷物が多いくらい、いいんじゃないの?」そう思われるかもしれませんが、
我々介護士はその荷物を全てチェックしなくてはいけないのです。

そしてチェックしたものは全て用紙に記録していました。

大変なのは衣服です。1枚1枚色や形を見ながら記入しなくてはいけません。

「半袖の白いシャツ」
「黒色のセーター」
「紺色のトレーナー」
「白と黒のチェック柄のカーディガン」
「藍色のズボン」
「青い水玉模様のパジャマ」
「グレーのコート」

等々、頭の中の色と衣服の種類のレパートリーが少ない私にとってはなかなか大変な作業でした。

衣服に詳しい人はもう少し細かく上手い具合に書いていたように思います。

そしてこれは施設に来苑した際に来ていた服も含まれます。

だからくつろいでいる利用者さんに対し

「ちょっと見せて下さいねー」と言って衣服をチェックさせて貰っていました。

あと衣服の他にも腕時計、補聴器などの高価な物もありそのあたりは紛失するとなかなか大変なことになるのでより注意していました。

記憶に残っているのは筆箱を持ってきた利用者さんですね。

確か、ノートに日記のように色々書くのが好きな方だったと思うんですけど、

筆箱に入っている鉛筆やペン1本1本について書かなくてはならず、非常に
時間と手間がかかりました。

必要な物だけお持ち下さい、そう伝えても心配性な利用者さんは必要以上の物を持ってきてしまうんですよね。

あれは大変でした。

今回はここまでです。

他にも書きたいことは山ほどあるのでどんどん書いていきたいと思います!