介護の仕事

介護士時代 日勤編

今日は私が介護士として働いていたときのことを書かせて頂きたいと思います。

以前にも書きましたが、私が働いていたのは特別養護老人ホームです。

辞める半年くらい前はデイサービスの方にも所属していました。

特別養護老人ホーム(以下特養)には、

  • 日勤業務
  • 早番業務
  • 遅番業務
  • 夜勤業務

の4つの勤務形態がありました。

私を含む同期のメンバーは1週間くらい、午前中に会議室で研修(業務のおおまかな説明など)が終わった後、午後からそれぞれの持ち場で先輩社員の元で働くということ流れで仕事を行っていました。

基本となる日勤業務

最初に覚えるのは日勤業務です。
日勤業務は8:30~17:30の8時間勤務。お昼休憩1時間でした。

仕事の流れとしては

  1. 8:30 出勤、夜勤者が利用者さんの朝食の食事介助をしているため、
    そのまま介助に入る
  2. 9:00 利用者さんの食事介助、口腔ケア(歯磨きのこと)、トイレ介助を終えて夜勤者からの申し送りを受ける
  3. 9:20 トイレ誘導出来ない方のオムツ(パッド)交換を行う。
  4. 9:40 利用者さんの水分補給のための飲み物を用意する。
  5. 10:00 利用者さんの飲み物を提供する。自力摂取出来ない方は介助にて飲んでもらう。
  6. 10:30 使ったコップを洗う
  7. 10:50 利用者さんのトイレ誘導
  8. 11:00 空いた時間で利用者さんとコミュニケーションをとる
  9. 11:20 昼食が運ばれてくる前にお茶、テーブルクロス、箸(自力摂取出
        来る方)を各テーブルに配る
  10. 11:40 昼食のワゴンが運ばれてくるので配膳する。
  11. 12:00 配膳が終わればそのまま食事介助を行う。
  12. 12:30 食事が終われば歩ける方、自力で車椅子を動かせる方は部屋に戻
        る
  13. 12:40 食事介助が終われば、口腔ケア、トイレ誘導の順番で行う。利用
        者さんをベッドに横になってもらう(起きてる人もいる)
  14. 13:00 早番者か遅番者にフロアを任せて休憩に入る
  15. 14:00 休憩から戻り、ベッドに寝ている(臥床の状態という)方々のパ
        ッドを交換し、1人1人起きて頂く
  16. 14:20 利用者さんたちに早番勤務者との体操場所に移動してもらう
  17. 14:30 おやつがくるため、飲み物の準備をする
  18. 15:00 おやつが運ばれてくるため、飲み物と一緒に利用者さんに食べて頂く
  19. 15:30 おやつを食べる際に使ったコップ、スプーンなどを洗う
  20. 16:00 利用者さんのトイレ誘導を行う。
  21. 16:30 利用者さんとのコミュニケーションをとる
  22. 17:20 夜勤者への申し送りを行う
  23. 17:30 退勤する

以上が私の勤務していた特養の日勤業務の大まかな流れです。

一応補足しておきたいのですが、これは私の勤務していたところの話であり、全ての特養がこうであるとは限りません。

ケース入力

上の勤務内容に「空いた時間に利用者さんとコミュニケーションをとる」と書きました。基本的に介護の仕事は忙しく、動きっぱなしになることが多いのですが、空いた時間で利用者さんとコミュニケーションをとることはとても大切なことです。

一緒に新聞を読んだり、パズルをしたり、利用者さんが楽しい時間を過ごせるよう色々と工夫をします。

そして、日勤者が勤務中の空き時間を利用してしなくてはいけないことは他にもあり、そのうちの1つが「ケースの入力」です。

ケース入力とは簡単にいうと
「その日あったことを利用者さんごとに日記のように記録すること」です。

例えば、
「娘さんご家族が来苑される。自室でお茶を飲みながら楽しい時間を過ごされる」や
「テレビで相撲を見ていて、応援している力士が勝って喜んでいる様子だった」といったものです。

私のいた施設ではそんなに長い文章を書く必要は無かったのですが、それでも私の担当フロアの10人(1ユニット10人と呼んでいました)分を書くのは大変でした。

しかも午前と午後の2回、書く必要があったのでなかなか書けませんでした。10人分を1日2回、20回書かなくてはいけません。

全部違う内容にしなくてはいけない訳ではないのですが、
「今日は元気に過ごされました」みたいな内容にするとユニットリーダーに
渋い顔をされました(笑)

他にも細かい仕事は沢山あるのですが、それらもどんどん書いていきたいと思います。