介護の仕事

介護あるある その3

介護あるある、書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。

  • 同じことを何回も聞かれるのは最初はいいけどだんだんイライラしてくる

認知症の人の代表的な症状として、短期間の記憶が衰え
「同じ事を何回も聞いてしまう」というのがあります。

認知症の人にあまりなじみの無い方でも知っている人も多いのではないのでしょうか?

それだけ代表的な症状ですので、当然介護の現場でもそういった方は数多くいらっしゃいます。

最初の内は

「もー、○○さんそれさっきも言ったじゃないですかーw」
「あれ、そうだったっけw」

という風に和やかな感じで会話が進んでいくのですが、もう本当に同じ事を何回も聞かれる訳です。

しかもそれは1日で終わるということもなく、何日も続いていくことになります。

介護士も人間ですからそりゃあイライラしてしまいます。

私も実際働いていたときはイライラをなんとか押さえながら働いていた時期もありました。

ただその時、

「仕事として介護をやっている俺でもこれだけ大変なんだから、家で親の介護をしている人とかめちゃくちゃ大変なんじゃないかな」と思っていました。

介護はやはり1人で抱え込んではいけません。たまにそういう人もいらっしゃいますが、やはり辛いときは人を頼っていいと思います。

  • 車椅子が足りなくなる

介護施設には様々な状態の利用者さんがいらっしゃいます。

  1. 杖、歩行器を使わず自力歩行出来る人
  2. 杖、歩行器を使って歩行出来る人
  3. 車椅子に乗り自力で動ける人
  4. 車椅子で移動できるが自力ではこげず補助が必要な人
  5. 普段から寝たきりでフラットになるタイプの車椅子、または寝台で移動可能な人

などと色々な方がいらっしゃいます。

普段から車椅子を利用している人は、それぞれ個人の車椅子を持ってらっしゃいますが、施設には基本的に予備の車椅子も同じ階の用具入れに置いてあります。

例えば、利用者さんの車椅子がパンクしたり、尿漏れがあり、使えなくなってしまったときなど予備の物を一時的に使う訳です。

しかし、十分な数置いてある予備の車椅子が足りなくなる自体がたまに起こります。

それは主に、

「フロアにワックスがけをするとき」
「子供達の来苑、運動会、納涼祭などのイベントが起きるとき」

の2通りです。

もっとあるかも知れませんが私が思うに主にこの2通りです。

私がいた特養では、1つの階に4つユニットがあり、そのうち2つが対になっている形となっています。

フロア全体の形はアルファベットのHの形に近いです。

ワックスをかける際は、かけるユニットの利用者さん10人を対となるもう一つのユニットに移動してもらわなければなりません。

その際普段から車椅子の方はまだいいのですが、
「歩くことは出来るもののあまり長いこと歩けない人」は車椅子に乗って移動することが多いんです。

また寝たきりの状態の人も車椅子をフラットにして移乗し、移動するのでそこでも車椅子を使います。

同じ事はイベントごとがある時にも言えます。

納涼祭の場合は、お祭りをやっている時間が長いため、1度に沢山の利用者さんが移動することはありません。

そして運動会です。施設ではたまに簡単な運動会をやります。

もちろん身体が不自由な方も参加しているので、そんな人でも楽しめるように、玉入れ(カゴの位置は低め)、ボーリング(玉もピンも軽い)
釣りのゲーム(糸の先の磁石でくっつけてつり上げるタイプ)などです。

運動会も「なるべく沢山の利用者さんに参加して欲しい」という思いがあるため、車椅子が多めに必要になります。

でも1番バタバタして大変なのは、幼稚園、保育園などに通う子供達が施設に来苑してくれる慰問イベントです。

何故このイベントで利用者さんの移動が大変かというと、時間制限があるからです。

私がいた施設では、子供達は来苑して歌やダンスを披露して利用者さんを喜ばせてくれるのですが、このイベントは非常に人気のイベントでした。

孫くらいの子供達の頑張る姿が皆さんお好きなようでした。

ただ時間が決まっていて建物の1階では何時何分から何分まで。2階では、、、。3階では、、、。

と言った具合に結構細かく決まっており、またパフォーマンスの時間もあまり長くありません。間に先生方のMCもあるのですが多分20分くらいだったと思います。

小さい子供達がそんな長い時間パフォーマンス出来る訳なので、まあ当たり前といえば当たり前なんですけどね。

だからその時間に合わせて利用者さんに移動してもらうのですが、あまり早く移動する訳にもいきません。勝手に立ち上がって歩き出してしまう人もいますからね。

だからなるべくギリギリで移動するのですが時間になっても誰かがトイレが長引いていたり普通にあります。

人気のイベントなので希望者も多く、車椅子もフル活用で時間に合わせみんなで参加できるよう頑張る訳です。

また、なんとか時間まで全員揃えても始まってから「トイレ行かせて」とも結構言われます(笑)

いかがでしたでしょうか?

これからも介護あるあるを書いていきたいと思いますので
よろしくお願いします!