好きなマンガ

オススメ漫画 「葬送のフリーレン」

今日も私ライオネルのオススメ漫画を紹介させて頂きたいと思います。

今日紹介させて頂くのは原作 山田鐘人先生作画 アベツカサ先生の作品

週刊少年サンデーで連載中の「葬送のフリーレン」です。

この漫画は『このマンガはすごい!2021』で第2位に入賞した漫画です。

ネタバレが含まれますのでご注意下さい。

あらすじ

この漫画にはいわゆる「勇者のパーティ」が出てきます。

勇者ヒンメル、戦士アイゼン、僧侶ハイター、そして
魔法使いフリーレン。

彼らは魔王を倒すために旅をしてきた4人、そして王都に戻ってきました。

そうーーー、彼らは旅をしてきたのです。

この物語は魔王を倒しに行くのではなく、魔王を倒してきた

そこから始まります。

魔王を倒し王都に戻り沢山の人々に歓迎される4人。

勇者のパーティはここで解散となります。

その日の夜、50年に一度の流星群、半世紀(エーラ)流星を眺める4人。

平和な時代の幕開けには丁度いいと喜ぶ4人。

しかしフリーレンは「街中だと見えにくい」

「50年後。もっと綺麗に見える場所知ってるから、案内するよ。」

そう言います。

そして夜が明けヒンメルはフリーレンに

「これからどうするつもりだ?」と尋ねます。

「魔法の収集を続けるよ。100年くらいは中央諸国を巡る予定だから。」
「まぁたまには顔を見せるよ。」

そう言って一人旅立つフリーレン。

彼女は人間ではなく、エルフ。

千年以上生きることが出来る、人間よりもはるかに長寿な種族だったのです。

これは後悔から始める物語

50年後、半世紀流星を見るために再び集まる4人。

フリーレン以外の3人は大分年をとってしまっていました。
(アイゼンはドワーフなのでそれほど大きく変わってはいない)

流星がよく見える場所まで一週間ほどかけて歩く4人。

歩くうちに昔のことを懐かしむヒンメル。

「最後にとても楽しい冒険ができた。」

ヒンメルは半世紀流星を見て「綺麗だ。」と呟きます。

そして場面が変わり…ヒンメルの葬儀が行われることに。

「ヒンメルは幸せだったと思いますよ。」とフリーレンに話しかけるハイター。

「そうなのかな…」と返すフリーレン…。

一緒に旅をしてきたヒンメルの葬儀であるにも関わらず、悲しい顔一つもしないフリーレンに対し参列者から「薄情だね。」という声が上がります。

「おやおや、私たちもしていませんよ。」と参列者に言うハイターとアイゼン。

フリーレンは

「…だって私、この人の事何も知らないし…」
「たった10年一緒に旅をしただけだし…」

そう言って涙を流し、

「…人間の寿命は短いってわかっていたのに…
…なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…」

そう後悔の言葉を口にするのでした。

長寿であるということ

今までエルフという存在が出てくる漫画やゲームは沢山ありました。

そしてそのほとんどで「人間よりも長寿である存在」として出てきました。

しかし今までの作品の多くは人間が主人公であったため、エルフの長寿であるという部分が注目されることは少なかったと思います。

そこに挑んだのがこの葬送のフリーレンなんです。

エルフであるフリーレンを主人公にすることで仲間との別れ、それも戦闘の際のキズや病気ではなく寿命による死と別れを丁寧に描いています。

フリーレンは再び旅を始めるのですがその旅をしながらかつての仲間に思いをはせることが多々あります。

千年以上生きている彼女にとってかつての仲間との10年の旅は生きてきた中の百分の一程度の期間しかないわけです。

しかし再開したアイゼンはフリーレンに対し

「その百分の一がお前を変えたんだ。」と口にします。

彼女の寿命全体の中ではわずかかもしれませんが、彼女にとってかけがいのない10年だった、彼女はそれを少しずつ振り返っていくのです。

勇者ヒンメル

この物語には沢山の魅力的な人物が出てくるのですがその中でも特に重要人物といえるのが勇者ヒンメルです。

彼はまごう事なき本物の勇者であり、彼の存在は他の3人にもそれ以外の多くの人にも多大な影響を与えています。

ヒンメルが亡くなった後、仲間と話すとき、新たな旅の途中でもヒンメルの名をいたるところで聞きます。

魔王を倒したからではなく、
たくさんの人達に希望を与え続けてきたから勇者、そのように描かれています。

そんな彼はフリーレンに対し、どのような感情を抱いていたのか…。

それも今後明らかになるかもしれません。

週刊少年サンデーで連載中

上の方でも書きましたが、現在この葬送のフリーレンは週刊少年サンデーで大人気連載中です。

そしてマンガアプリ「サンデーうぇぶり」でも読むことが出来ます。

サンデーうぇぶり」なら現在3話まで無料で読むことが出来ます。

絵柄もとても綺麗な作品なので是非試し読みだけでもしてこの作品に触れて欲しいと思います。

あと個人的にサンデーうぇぶりだと単行本には書かれていないいわゆる
アオリ文も書かれているので少年サンデー本誌で読んでいる感覚に近くなると思います。

個人的にはこのようにアオリ文が読めるのはなかなか嬉しいですね。

「葬送のフリーレン」オススメです!