昨日に引き続きドラマ「岸辺露伴は動かない」の感想を書いていきたいと思います!今日書くのは29日、つまり昨日放送の第2話「くしゃがら」です。
ネタバレあります。
くしゃがら あらすじ
岸辺露伴がオープンカフェで新作のネタを考えていると、1人の知った顔の男が話しかけてきます。
その男の名は志士十五(ペンネーム)。露伴と同じ出版社に所属する漫画家でした。
仕事仲間と相席しようとする十五に対し「我々は仕事仲間というより商売敵と言った方が正しい」と言うように話し嫌がる露伴に対し、十五は強引に座り話を続けます。
「町の生きてる音を聞きながらネタを作るとすげー捗る」
「生きてるエネルギーの中で作ることが大事だ」と話す十五に対し、
「…………多少は漫画家らしいことも言うんだな」と呟く露伴。
漫画に関することなら結構ちゃんと話してくれるんですね。
十五は露伴に担当編集からもらった漫画を作る際の配慮の1つとして
「禁止用語リスト」を見せます。
それを読みながら多少の憤りの感情を見せる露伴。
十五もそれを聞き自分でもそう思うと言うのですが、そこはプロなので
ルールには従うといいます。
しかし、そのリストに載っている聞き慣れない言葉。
「くしゃがら」
これも禁止用語に入っているのですが、なぜ禁止用語の扱いなのか理由が一切書いてありません。
調べても一切意味が分からないし、担当編集に聞いても
「ただ使ってはいけないというのであれば意味が分からなくてもいいだろ」と言われたそう。
「態度が悪い」と言い放つ露伴。
そこで十五は露伴について「くしゃがら」という言葉について何か分かったら教えて欲しいと頼み、その場を後にします。
……しかしここから十五と露伴は「くしゃがら」という言葉に振り回され、大変な思いを味わうことになるのでした。
最期まで見た感想
今回も面白かったです!
高橋一生さんの岸辺露伴も昨日に引き続き良かったのですが、
志士十五を演じた森山未來さんがめちゃくちゃ良かったです!
最初に私が森山未來さんを見たのってドラマのウォーターボーイズだったと思うんですけど、そこから数年間の人気はスゴかった様な記憶があります。
最近ではあまりテレビでは見かけなかったのですが、映画やダンス公演では相変わらずの活躍ぶりのようです。
そんな森山さんの今回の志士十五は正に
怪演
といった感じがしました。
古本屋で店主に絡んでいるときから徐々に正気を失っていく様子の演技が
スゴかったです!引き込まれました、名優ですね彼は。
特に道端に倒れるシーンなんか見ていて痛そうに思えました。
ストーリーも非常に面白かった。
十五に対し、ヘブンズ・ドアーを使う露伴。
本にして「くしゃがら」の部分を調べようとするのですが、そこに「袋とじ」を発見します。
今まで何度もヘブンズ・ドアーを使って来た露伴ですが
袋とじを見つけたのは初めてでした。
この袋とじって要素上手いなァー!って思いました。
ヘブンズ・ドアーって相手のことも分かるし、文字を書き込むことで行動や記憶も操れる強力な能力なんですけど、
「本にする」という能力に対し、袋とじという形で未知の恐怖を表現しているところ、素晴らしかったですね。
更にそこからヘブンズ・ドアーで十五にくしゃがらという単語を忘れさせるため、「くしゃがらを忘れる」という言葉を書き込もうとするのですが、何度書いてもすぐに消えてしまいます。
その理由が「禁止用語だから」というのも上手かったですね。
「これは…言ってみれば この世の禁止用語。」
この場面は緊迫感ありましたねェー。音楽も良かったです。
そのアンサーが「一ヶ月間の記憶を全て忘れる」と書き込むというのも良かったです。確かにこれならくしゃがらという言葉を使わずにくしゃがらのことを忘れさせることが出来ます。
そして最後に出てきた
おことわり
視聴者の皆様の安全のため、
番組内で使用した「くしゃがら」は、
実際の単語とは違うものを使っております。
NHK
と言う張り紙です。物語に出てきたくしゃがらと言う言葉は実際の禁止用語とは違いますから安心して下さいね、ということですね。
ここも良かったですよー。
視聴者に安心感とリアリティを与えてくれましたね。
今回のドラマも全体的にスゴく良かったのですが、やはり森山未來さんが
素晴らしかった!
あとカメラワークも良かったです。
古本屋の店主を問い詰めるシーンも「舞台をカメラで追っている」ような
雰囲気で、臨場感がありましたね。
それと今回も櫻井孝宏さんが出演されていました。
冒頭のドラマオリジナルの大学教授が亡くなったニュースを読み上げるラジオの声が櫻井孝宏さんでした。
使い方が贅沢ですねェ。
今日の第3話で終わりですね。
名残惜しいですが、また第3話の感想も書いていきたいと思います。