今日も忍者と極道のストーリーを振り返ろうと思います。
最新話までのネタバレを含みます。
よろしくお願いします!
第15話 孤独の唄
ー歌舞伎町ホストクラブEVENINGー
極道(きわみ)さんの爆破によって歌舞伎町では地震のような揺れが起きていました。
最初のうちはちょっとした地震のように思い、余裕を持っていたホストやお客さん達もすぐにあまりにも大きな揺れであることに気づきます。
歌舞伎町セントラルロードでは大きな地割れが起きていました。
そして第8話で出てきた新宿宝東ビルの怪獣が落ちてきました。下にいる人達に襲いかかっているように見えます。
その頃、殺島の運転する車の車内にいる極道さんは…
夢澤に対する鎮魂歌(レクイエム)を歌っていました。
「たまんねェ……何度聴いても胸(ハート)が切ねえ…!」
「ボスがよく歌いなさるそのーーー歌の名は?」
そう尋ねる殺島。
(人前でよく歌ってるんだね極道さん。)
「『孤独の唄』『フラッシュ☆プリンセス!』ヒース様のキャラソンだ…!!」
そう語る極道さん。
殺島の「“二重奏”(二ケツ)…いいスか?」の申し出を快諾し、極道さんと殺島は
作詞:幡随院孤屠 作曲:鷹梨靖治の「孤独の唄」を歌い続けます。
その歌っている間、バックでは爆発による建物の崩壊、地割れに巻き込まれ逃げ惑う人々。
地獄絵図です。
歌の終わりは「孤独な者よ………安らかにーーー………」と締めくくられるのですが
歌っている間安らかだったのは夢澤、恵介、他の竹本組の面々くらいで他は全く安らかではありませんでした。
あと極道さんですが、ここまで真剣な表情でアニメのキャラソンを歌う人はそうはいないでしょう。
そして歌舞伎町での大規模崩落事故がテレビでニュースになっていました。
「愛多間七総理はこれに対して哀悼の意を述べ 事故とテロ両面の可能性を考慮し真相を…」と
テレビで流れており、その報道を見て驚く神賽惨蔵と色姐。
(多分ここが愛多総理の初登場シーンですね)
そして戻ってきた忍者くん、陽日を抱きかかえたまま
「ごめん 死んだ」と伝えます。
忍者くんを殴った後、泣きながら「殴れい!!! このワシも!!!」という惨蔵。
無言で殴る忍者くん。
そして色姐、そして連絡のあった“呪血の忍者兄弟”(じゅけつのにんじゃブラザーズ)、覇世川 左虎(はせがわ さこ)と邪樹 右龍(やぎ うりゅう)を含めた現時点での全戦力をもって破壊の八極道をブッ殺すことを宣言するのでした。
一方その頃新宿歌舞伎町崩落跡地では、ガムテが身体の上半身が埋まった犬神家状態から消防隊員の皆さんの手により救出されていました。
ガムテよく生きていたな…。
足を引っ張られて救出されるガムテ。(なんか雑な救出の仕方だけど大丈夫なの?)
無事引っ張り出されたガムテに飴を差し出す消防隊員もいます。
助かってよかったよかった、そんな場面から一変。
ガムテは自分を助けてくれた消防隊員の首を右手に持った短刀(ドス)で次々はねていきます。
そして自分の左手を切り落とした忍者くん、そして自分を歌舞伎町崩落に巻き込んだ極道さんに対する恨みを口走ります。
「極道ィィ てめーは尊敬すべき男だよォォ その神性(カリスマ)憧れるぜェ」
「だからねっ オレはてめーを超えて!!! タケノコキノコとセットで殺す!!!」
しかし極道さんは超強敵、正にラスボス。そこでガムテは“悪(ワル)の社会化見学”として他の八極道についていき、勉強していくことを思いつくのでした。
ここ最初に読んだ時はガムテが極道さんの実の息子だとは誰も思わんよな…。ずっと極道さんとか呼び捨てで呼んでるし。
ここまでが15話のストーリーです。
第15話を読み返して
夢澤のために極道さんと殺島が孤独の唄を歌うシーンですが、読み返すと2人ともすごく真剣に歌っているなというのがよかったです。
特に極道さんは手振りも交えて歌っていました。
二重奏を申し出て殺島も一緒に歌うのは、殺島も殺島なりに夢澤を想う気持ちはあったのでしょうか?夢澤と殺島は本編の方では会話シーンが一度も描かれていないので、2人が普段どのくらい親密だったのかは今のところよく分かりませんね。
以前、忍者と極道の重版が決まったとき、近藤先生のTwitterで2人が乾杯するイラストがありましたが今のところ2人の絡みはあれくらいではないでしょうか?
あと今回歌舞伎町にあるホストクラブが揺れに襲われていましたが、ホストと言えば今回フルネームが初めて出てきた右龍もホストですが、彼のお店は六本木にあるので大丈夫だったようです。
そしてこの歌舞伎町で生まれたガムテの忍者くんと極道さんに対する悪意は第四章まで続く訳ですね。