学校卒業後、学校に通いながら働いていた施設とは別の施設で働き始めた俺は、最初は結構順調に仕事をこなしていました。
同期の人たちが結構いて(私より若い人が多かったのですが)その人たちの存在が大きな原動力となりました。
しかし、私はこの職場でも徐々に追い詰められていくことになります。理由はいくつかあるのですが、大きく分けて3つです。
- ①仕事中腰を痛める
介護の仕事はとにかく腰に負担がかかる場面が多いです。ある時、大 柄な男性にトイレに座ってもらおうとしたところ、腰から「グキ ッ!」っと大きな音がした(ような気が)しました。骨が折れるとい うよりかは、骨から肉が剥がれるといった感じです。この時は介護士 として働いていた私が、施設の予備の車椅子に乗って利用者さんのよ うに病院に運ばれました。この一件により、ちょっとしたことで腰が 痛むようになってしまいました。 - ②夜勤が非常にキツい
働いていた特別養護老人ホームには、夜勤がありまして、私も月に4 回程度入っていました。夜勤に入ったことがある人なら分かってくれ るかと思うのですが、介護施設の夜勤というのはめちゃくちゃキツい です。
まず大前提として仕事中眠いです。夜勤の勤務時間は施設によって微 妙に違うと思うのですが、私が勤めていた施設では、夕方の17時か ら次の日の朝の9時まででした。16時間の拘束ですね。その間に仮眠 の時間があります。ただその仮眠の時間は1時間30分だけでした。こ れは他の施設で働いていた友人の話と照らし合わせても大分短い方で す。非常に夜勤は体の負担は大きかったです。 - ③パワハラ気質の先輩職員がいた
一つ前の職場にもパワハラをしてくる主任がいましたが、ここの職場 にもそのような人がいました。主任と同じ世代の女性職員でした。介 護の現場は強気な女性職員が多いような気がします、あくまで個人の 感想ですが。覚えているのが、その人に話しかけたときに
「仕事以外で私に話しかけないでいいから」と言われたことです。い くらなんでもそんな言い方するか?ホント性格の悪いおばさんでし た。
他にも、給料が安いとか、仕事の手順一つ一つが複雑でなかなか覚えられない、などといった細かい点も色々あるのですが、大きく分けてこの3つでした。介護士時代のことは、またこのブログで詳しく話していきたいと思います。
このように色々な大変な点があり、私はこの職場も離れる決心をするのでした。この職場では8年間勤務していました。8年はそこそこ自分では頑張った方だと思っています。沢山の人たちに助けてもらい、心底感謝しています。
今思い返せば、もう少し頑張れたかなとも思います。全体的にプロとしての自覚が甘かったですね。