介護の仕事

介護あるある その10

今日は久しぶりに介護士時代に経験した介護あるあるについて書いていきたいと思います。

ネタになりそうな出来事は山ほどありましたからねw

介護の仕事は大変でしたが少なくとも私は退屈に思うことはなかったです。

それでは行ってみましょう。

介護あるある

  • 利用者さんはやはり多く薬を飲んでいる

介護施設で暮らしているお年寄りは、基本的にどこか身体に不自由な部分、持病などを抱えておられます。

全くの健康体であればそもそも施設に入る必要は無いわけですからね。

そしてほとんどの方が服薬をしておられます。

私の施設では看護師の人が用意してくれた薬を、介護士がチェックし、そして利用者さんに飲んで頂く、そういう形になっていました。

服薬のタイミングは基本的に朝昼夕の1日3回、食前、もしくは食後です。

食事の度に服薬しておられる方もいらっしゃいました。

薬の内容は認知症の薬、高血圧の薬、胃薬など様々でした。

それにプラスして1日に2回ほど目薬をささなくてはいけない人もいましたね。

それと介護の現場ではよくあることだと思うのですが、排便が何日も出ていない人、すなわち便秘の人には下剤が支給されます。

人によっては浣腸したりします。

多分他の施設もそうだと思うのですが、高齢者で便秘の人は結構多いです。

健康的な排便があるということは幸せなことなんですね。

  • 下半身の力は衰えても上半身の力は強いことが多い

施設に入居している利用者さんは車椅子の方も数多くいらっしゃいます。

私は思うに人間はまず、身体の内の足腰が衰えてしまう生き物ではないかと思っています。

ただ、足腰が衰え、立つこと歩くことが出来なくなってしまった高齢者の方でも腕の力は意外なほど強かったりします。

その強い力で時に引っかかれたり叩かれたりする訳ですw

恐らく家からあまり出なくなったお年寄りでも上半身は使わないと生活できませんから衰えが遅いのでしょう。(もちろん人によります)

認知症の予防、そして健康維持に歩くことはとても重要なことらしいです。

最近あまり身体を動かしていない、そう思われる方はまずは近所を散歩してみられることをオススメしたいです。

自然の風や匂いを感じながら歩くことは脳や身体に非常に良い刺激となることと思います。

  • おしぼりたたみ、食器ふきなどすすんでお手伝いしてくれる利用者さんは結構いる

施設にもよると思うのですが、私が以前いた施設では
「食事の際に手を拭くおしぼりを畳む」
「利用者さんの身体を拭くときに使う清拭用の布を畳む」
「利用者さんが使ったコップなどの食器、洗い終わった者を拭き取る」

など様々なお手伝いをしてくれる利用者さんがいらっしゃいました。

我々職員が洗い終わったコップを

「○○さん、コップ拭いてくれる?」とお願いして

「分かったよ、こっち持ってきて」となるわけです。

結構人によってはノリノリでやってくれますw

もちろんこれは仕事を押しつけているわけではなくリハビリの一環です。

指先を動かすことは認知症の予防、進行をくい止めることに重要な意味を持つのです。
(お手伝いをしてもらって職員が助かるのも事実です)

また利用者さんの人の役に立っているという感覚って結構重要なんです。

お手伝いして貰えた後に

「いつもありがとうございます。」
「○○さんがお手伝いしてくれると助かります。」

そう伝えるとほとんどの利用者は笑顔になります。

「またやってあげるからいつでも言って」と言われたりします。

やはり身体が不自由になって出来なくなることも増えてしまうと
自分に自信を無くされてしまう人も多いと思うんです。

そこで人から感謝されていると実感することはいいことだと思います。

そのままの流れで利用者さんとのコミュニケーションもスムーズに行えますからね。

以上3つの介護あるあるを書かせて頂きました。

これからも介護の仕事で経験したことをどんどん書いていきたいと思います。