好きなマンガ

オススメ漫画 「山賊ダイアリー リアル猟師奮闘記」

皆さんお疲れ様です!

今日も私、ライオネルのオススメ漫画について描いていきたいと思います!

よろしくお願いします!

今日、紹介させて頂くのは岡本健太郎先生の
「山賊ダイアリー リアル猟師奮闘記」です!

山賊ダイアリー リアル猟師奮闘記    あらすじ

この漫画は岡本先生自身の狩猟生活を元にしたフィクションの漫画となっております。(しかし狩猟や食のシーンに関してはほぼ事実だそうです。)

ぼくがいる山の麓には休耕畑があり、野ウサギの糞がありました

マーブルチョコみたいな形です

シカやウサギの糞は新しいものなら食べられます

セルロースやビタミンが豊富に含まれています

食感は粘土みたいです 味は保証しかねますが

山で遭難したらぜひ思い出してみてください

プロローグ 冒頭より引用

野ウサギの糞を口に含み「ぶえっ!!」と吐き出す青年。

なかなかインパクトの強い初登場シーンです。

この人が作者でもある岡本健太郎さんです。

岡本さんが岡山県の山奥で空気銃を使い野ウサギを狩猟しているところから
この漫画は始まります。

野ウサギの頭を狙い空気銃を撃ちます。見事に仕留めました。

そしてここで回想に入り、岡本さんの幼少期のことが語られます。

岡本さんは岡山県の超田舎の集落に生を受けました。

そこは友達の家まで片道で7㎞あるくらいの田舎だったので
あまり遊び相手には恵まれなかったそうです。

そんな岡本さんの遊び相手になってくれたのは近所に住む
猟師のおじいちゃんだったそうです。

岡本さんはそのおじいちゃんから動植物の知識、罠の作り方、魚の獲り方…
様々なことを教わりました。釣りをしながらおじいちゃんは

「わしは日本がどうなっても一人で生きていける」

と言っています。

このおじいちゃんは戦争中シベリアに抑留されていたことがあるそうです。
(このおじいちゃんの考え方、見習いたいです)

そしてそんなおじいちゃんを見て育った岡本さんは大人になるということは当然猟師になることだ、そう思っていたそうです。

しかしおじいちゃんは岡本さんが中学に入る頃にすぐに亡くなってしまわれたそうです。

岡本さんは形見分けとしておじいちゃんが仕留めたイノシシの頭骨をもらったのでした。

そして時は流れ…岡本さんは大人になりオシャレなバーで女性とお酒を飲んでいました。

過去の思い出を振り返りながら

「……というわけでオレもいつか地元で猟とかやりたいんだよね~~~」

と語る岡本さん、しかしその話を聞いた相手の女性は

「ええっ…!!最悪!!動物を殺すなんて!!

しかしそれを聞いた岡本さん

「さ…最悪?君だってよく肉食ってるじゃん…」と反論します。

「ウシやブタはまた別でしょ!!また屁理屈!?」

またってなんだよ…同じだよ 人は他の生き物の命をうばって生きてるんだよ」

ヒートアップする2人。しかし意見は平行線を辿り2人は店を出て逆方向に歩いて行きます。

この時の女性の最後の台詞は

「さようなら 山賊さん」でした。

恐らくタイトルの山賊ダイアリーはこの部分から来ているんでしょうね。

(私はこの漫画を何回も読み直していますが、この2人の意見では完全に岡  
 本さんの意見を支持しますね。ウシもブタもイノシシもシカもウサギも全 
 て同じ命。家畜だけ別というのは理解出来ません)

そして東京を離れて地元に戻ってきた岡本さん。

仕留めたウサギを唐揚げにして食べて天国のおじいちゃんに
ウサギを獲って食べたことを報告するのでした。

この漫画の特徴

失礼な言い方かもしれませんが、正直この漫画は特別絵が上手いというわけではありません。

しかし空気銃や罠を使った狩猟の場面が非常にリアルに描かれておりイノシシと対峙した際の緊迫感、生き物の命を奪う重みが伝わってきます。

やはり作者の岡本先生が経験した実体験というのが大きいのでしょう。

空気銃、散弾銃、罠などについても描かれておりどのようなことに注意が必要なのか勉強になります。

(これは散弾銃だそうです)

また仕留めた動物をどのように料理していくか、あと動物の血抜きなどの下処理についてもかなり詳しく描かれており、これから狩猟を始めようとする人にはピッタリだと思います。

それと岡本さんは狩猟を通じて沢山の人と知り合い、交流の輪を広げていくのですが、知り合う方々の平均年齢が高いです。

やはり狩猟の世界も高年齢化が進んでいるという現実があるようです。

そしてこの漫画ですが、「山賊ダイアリーSS 真夏の魚突き編」という続編があります。このSSでは今までの舞台の山とは打って変わって海で動物を獲るのが主な内容となっております。

しかしこのSSなんですが2017年に1巻が出て以降続巻がありません。

推測ですが作者の岡本健太郎先生は現在、週刊ヤングマガジンで隔週連載をしている「ソウナンですか?」とおう女子高生達がサバイバルをする漫画で
原作として関わっておられているのでそちらの方がお忙しいのではないかと思います。こちらも面白いです。

(実践的な無人環境でのサバイバル技術や罠などの狩猟技術を描写しておら
 れるそうです。 Wikipedia参照)

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amazonでもKindle版は2巻無料で読めるみたいです。

是非無料分だけでも読んでみて下さい!

山賊ダイアリー、オススメです!