今日も忍者と極道のストーリーを振り返っていきたいと思います。
第三章もいよいよ佳境に入ってきました!
最新話までのネタバレを含みます。よろしくお願いします!
30話 リボルバー・ジャンキーズ
今回のタイトル「リボルバー・ジャンキーズ」はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント)の5番目のアルバム(ミニアルバムを含めれば6番目)カサノバ・スネイクの5番目に収録されているリードトラックの曲名です。
鼻歌を歌いながら殺島を乗せて極道車を運転する聖華天。
1コマで極道車ごと忍者くんに暗刃で殺されます。
一瞬で運転手の首をはね、極道車を真っ二つにする忍者くん。
負けじと殺島も二丁拳銃で反撃しますが、弾は生首になった運転手の聖華天メンバーに当たるのでした。
空中から何事のないように身を翻し着地する忍者くんと殺島。
「…破壊の 八極道か?」
「ああ… 神(オレ)だぜ」
殺島に年齢を尋ね、「39歳(サンジューキュ)」と答える殺島。
(ちなみに単行本のキャラクター紹介のページによると夢澤は38歳、極道(きわみ)さんは14歳の時にガムテの母親と関係を持っていてガムテが今中学生なので多分30歳手前くらいですね。)
「恥辱(ハズ)くねーのか?」と聞く忍者くんに対し、自分も年齢を聞く殺島。
(両手の暗刃で自分を差しながら)「15歳(ジューゴ)」と答える忍者くん。
それを聞いた殺島は
「若輩(ワケ)ェ~っ!!」と笑い出します。
そして続いて忍者くんに「忍者は火が出せるのか?」と聞きます。
「“歌舞伎町地下”(カブチカ)でオレが頭撃ち抜いた忍者がよ~ 火ィ出したぽくてよ… オメーも出すのォ?」
言うまでも無く陽日のことです。その言葉を聞いた忍者は裏社会の礼儀(ウラマナー)に乗っ取り名乗った後、
「ありがとよ極道 テメーブッ殺す理由が増えたぜ!!」と暗刃の構えをとります。
そして殺島はわざと忍者くんではなく、忍者くんの足元の道路の表面を撃ちます。
自身も名乗った後「子供(ガキ)の忍者(テメー)に“大人”の厳しさ神託(おしえ)てやろう」と殺島。
極道技巧 “凶弾舞踏会”(ピストルディスコ)!!!
弾丸によって壊された帝都高の破片に更に銃弾が跳弾し、様々な角度から忍者くんに銃弾が飛んできます。
その複雑な弾道に忍者くんもかなり苦戦します。
殺島、弾切れになった銃を捨てて特攻服の中に隠し持っていた大量の銃に持ち替えます。
(弾を込め直さずに銃ごと持ち替える豪快なやり方。)
殺島は言います。
「帝都高の表面は“高機能舗装”と言い、騒音軽減のため隙間が多い構造で“破片”(ガレキ)作りやすい」
「黄金時代…よく抗争相手や警察共にこの技かましたぜェ」
殺島…、極道になる前、黄金時代にもう銃を撃ってたんだ。そうなるとお母さんの保険金で銃や銃弾を買ってたんかね…。バイクはともかく銃を保険金で買うのって複雑な気持ちになるな。
「麻薬(ヤク)の力で動体視力強化ッ 精度も“激増”(バリバリ)よ
オラァ忍者 攻勢(ギア)アゲんぞ!!!」
そう言って「踊れ踊れ…」と銃を連射する殺島。
このページ、弾丸の軌道でコマ割りがされているのが実に跳弾らしくていい表現ですよね。
そして凶弾が三発、忍者くんの両足を貫通します。
勝利を確信する殺島。
ここまでやられても何もしてこない忍者くんに対し、
「なんの飛び道具も出せねーのな」と殺島。
確かに攻撃の射程距離を考えると忍者くんって八忍の中で1番短いですよね。
「子供(ガキ)…!!これが“大人”だ こんな……どーしようもねえ“困難”に幾度も心が疲れ折れる
それが……“大人”だ!!」
殺島のその言葉に忍者くんは色姐との会話を思い出します。
忍者くんは色姐に極道(きわみ)さんとの会話を話します。
大人は大変だと…。毎日がどうしようもない“困難”の連続だと。
もし色姐がそんな困難にぶつかったときどうするか…?そう尋ねるのでした。
色姐は少し考えたような仕草の末、一言
「諦めますわ」
回想から今に変わり、殺島は忍者くんに
「お前 自分(テメー)が人生の主役だと思ってねーか?」
そう言い、忍者くんの頭に銃を撃ち放つ殺島。頭から血を流す忍者くん。
「主役じゃねー」
「ただの脇役さ」
ここまでが30話のストーリーです。
30話を振り返って
今にして思えば、遠距離から攻撃できない忍者くんと対し、銃を自在に操る殺島って忍者くんから見ると相性が最悪ですよね。
忍者くんが撃たれた最後のシーンでは、正直死んではいないだろうとは思いました。
流石にここで死んじゃったら漫画終わっちゃうから。
高機能舗装というのは実際にある舗装の種類で騒音軽減以外にも排水防止の性能も高いそうです。
次回闘いがますますヒートアップします。