介護の仕事

介護士時代 早番・遅番編

昨日のブログでは特養で働いていた頃の日勤業務について書かせて頂きました。

今日は早番と遅番について書いていきたいと思います。

早番業務

まず早番の業務についてです。

早番の勤務時間は7:00~16:00。8時間勤務の1時間休憩。

仕事の流れとしては、

  1. 7:00 夜勤者からの申し送りを聞く
  2. 担当フロアのまだ臥床している(寝ている)利用者さんたちに起きて頂く
  3. 起きて頂いた方から口腔ケア、トイレ誘導を行う
  4. 午前中入浴予定の利用者さんのバイタル(体温、血圧)を測定し記録する
  5. 入浴予定の利用者さんの着替えを用意する。
  6. 1人1人にお茶を入れ、エプロン、ランチョンマットなどを配り朝食の準備をする。
  7. 8:00 朝食のワゴンが来たら、利用者さんに配膳する
  8. 8:40 食べ終わった方から口腔ケア、トイレ誘導を随時していく
  9. 9:00 午前中入浴予定の利用者さんの入浴介助を行う
  10. 11:00 入浴介助が終わり次第、昼休憩に入る
  11. 12:00 昼休憩終わりフロアに戻り、昼食の介助を行う
  12. 12:40 昼食を食べ終わった方から服薬、口腔ケア、トイレ誘導を行い、人によってはベッドに臥床してもらう。
  13. 13:00 洗い物をして、排泄の記録チェックをする。
  14. 14:00 臥床状態の人に声をかけて、一緒に体操や簡単なレクリエーションを行う
  15. 15:00 おやつがくるため、介助を行う
  16. 16:00 時間まで日勤の仕事をサポートし、退勤する

以上が早番勤務の流れです。

続いて遅番の勤務の流れについて説明させて頂きます。

遅番業務

遅番の勤務時間は11:00~20:00。8時間勤務の1時間休憩となっておりました。

  1. 11:00 出勤 日勤から申し送りを受ける
  2. 11:40 日勤の仕事をサポートをしながら昼食の準備をする
  3. 12:00 昼食の食事介助を行う。
  4. 12:40 口腔ケア、トイレ誘導、ベッドに臥床を行う
  5. 13:00 昼休憩に入る
  6. 14:00 午後入浴の利用者さんの入浴介助を行う
  7. 16:00 入浴介助が終わり、フロアに戻る
  8. 17:00 日勤から申し送りを受ける
  9. 17:10 看護師と一緒に夕食時の服薬のチェックをする
  10. 17:20 夕食の前にお茶を配り、箸、ランチョンマットを準備する
  11. 17:40 夕食のワゴンが来たら、利用者さんに配膳する
  12. 18:30 食べ終わった方から、服薬、口腔ケア、トイレ誘導を随時行っていく
  13. 19:00 ベッドに臥床する前にパジャマ更衣をして頂く
  14. 19:30 夕食時に使用したコップやスプーンなどの洗い物をする
  15. 20:00 夜勤者に申し送りをし、退勤

以上が遅番勤務の流れです。

日勤業務の時も書いたのですが、これはあくまで私が勤務していた特養での内容で他の施設では大分違う可能性があります。

そして、おおまかに書いたのでもっと細かい仕事も沢山あります。

入浴介助について

見て頂いた通り、早番と遅番には利用者さんに入浴をしてもらう

入浴介助という仕事があります。

私の勤務していた施設では、利用者さんの入浴は
月曜日から土曜日までに週6日間。
そのうち1人2回までとなっており、「月と木」「火と金」「水と土」
この3パターンでした。

また入浴には自力で歩いて、ある程度洗身、洗髪、更衣を自力で出来る人用の「一般浴」と、車椅子やほぼ寝たきりの人の「特浴」の2種類があります。

一般浴では、自分のことは大体自分で出来るという人が多いので、職員は見守りや簡単なサポートが多いです。

あまり手をかけると「自分で出来ることはなるべく自分でやってもらって」と他の職員に怒られます。

逆に特浴では、かなり職員の仕事の割合が多くなります。

先ほど一般浴と特浴の話をしましたが、
さらに特浴には大きく分けて、車椅子の人用の「椅子浴」と
座位を保つことが難しい人や、寝たきりの状態の人が入浴する「寝浴」の
2種類があります。

特に寝浴の方は、更衣などもほぼ全て職員の手でしなくてはいけないので大変な仕事です。

介護の仕事は、利用者さんの日常、生活する全てに寄り添う、大切な仕事なのです。