マンガ 感想

オススメ漫画 「賭博黙示録カイジ」

今日もオススメ漫画についての記事を書いていきたいと思います!

今日は福本伸行先生の超有名ギャンブル漫画「賭博黙示録カイジ」です!

嘘喰いの記事を書いていたらカイジについても書きたくなりました。

ちなみにこのカイジというのはシリーズ全体を通しての呼び方で「賭博黙示録カイジ」の続編シリーズ

「賭博破戒録カイジ」「賭博堕天録カイジ」「賭博堕天録カイジ 和也編」「賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編」
そして現在連載中の「賭博堕天録カイジ 24億脱出編」となっています。

ネタバレ有りです!それではいきましょう!

賭博黙示録カイジ 第一話 あらすじ

とある部屋で数人の青年がトランプを使い賭け事をしていました。

その部屋には1枚の張り紙が。「未来は僕らの手の中」

未来は僕らの手の中ーーー

そう…確かにそれはそうかもしれない

しかし その未来の行方が 誰もみな明るいとは限らない

野茂や 伊達や 羽生の 未来は明るそうな気がする

なぜなら彼らは積み重ねているから

積み重ねていない者にとってこの言葉はつらい…

本編より

そして賭け事に負けてしまった男、主人公、伊藤開示(いとう かいじ)

彼は今働いていない状態で、しょぼい酒としょぼい博打の日々。

そして自転車で走りながら見つけた高級車にイタズラするというどうしようもない日々を送っていました。

主にベンツを狙ってイタズラしていた(エンブレムをむしり取る)彼ですが、ある日ベンツが見つからず
他の高級車に目をつけタイヤに傷をつけパンクさせます。

しかし家に帰ったところで彼のどうにもならない現状は変わりなく、情けなくも涙が出てくるカイジ。

そんな中、強面の男がカイジのアパートに訪れます。

男の名前は遠藤。カイジと以前バイト先で一緒だった古畑という男の名前を出し、部屋の中に入ろうとします。
しかし盗ってきたベンツのエンブレムが部屋に飾ってあるカイジは何とかごまかそうと遠藤を外に連れ出そうとします。

しかし遠藤の車はパンクしており(カイジがさっきイタズラした車)結局カイジの部屋に戻ってきてしまいます。

カイジの部屋でコーヒーを飲む2人ですが、カイジが
「たちの悪いイタズラする奴がいますよね」と口を滑らし(遠藤はパンクしたと言ったがイタズラされたとは言っていない)、更に隠していたベンツのエンブレムも見られ、遠藤の車がベンツではないことも言い当ててしまい、カイジは遠藤達と一緒に遠藤の車に乗って、遠藤金融という会社まで連れてこられることに。

しかし遠藤は弁償はしなくてもいいと言い、カイジの現状について話し始めます。

カイジは昔、古畑の借金の保証人になっており、その返済の義務があると遠藤は言います。

しかも元々30万円だった借金は月20%の複利というびっくりするくらいの暴利385万という大金に膨れ上がっていたのです。

勿論完全な違法の金利であり、カイジは支払いを拒否しますが遠藤は
「オレ達はプロだから取り立てると言ったら取り立てる」、そう言いカイジの母親や姉のことを話に出しカイジを脅します。

しかし、カイジが声を荒げようとすると遠藤は

「本意じゃねえ」「家族で罵り合う様を オレはもう見たくねえ」

「座れ 本題に入ろう……」

そして遠藤はカイジに“とある船”の話をします。その船の中ではギャンブルが行われ
負ければ更に借金を背負い強制労働、しかし勝てば借金は一切チャラ、それどころかプラスで降りることも出来る。

その名はエスポワール 希望の船……

ここまでが第一話のあらすじです。

カイジシリーズの魅力

久しぶりにこのブログを書くにあたってカイジを少し読み直したんですけど、

昔よりも更に胸にくるものがありましたね。

年をとったからでしょうか?

今だったらエスポワールの利根川さんの演説で泣いてしまうでしょうね。

このカイジはとにかく圧倒的に不利な状況でカイジが知恵を振り絞って強大な相手に立ち向かうのが
面白いんです。

エスポワールの中で行う「限定ジャンケン」も「Eカード」も「地下チンチロ」も
私が一番好きな「パチンコの沼」もいつもカイジの相手は強大で圧倒的にカイジが不利なんですが
それでもカイジは知恵と工夫で闘います。

ご都合主義のない手に汗握る勝負の連続です。

カイジはとにかく名言の多い漫画ですが中でも私が好きなのは

「勝つことは偶然じゃないっ…!」ですね。

勝つ人間は勝つべくして勝っている、そういうことなんですよね。

現在のカイジ

現在でも週刊ヤングマガジンで連載しているこのカイジですが

最近は大金を持って逃げ回るのがメインとなっており、全然ギャンブルしていません。

この逃亡劇がギャンブルのようなものだと言われたらそうなのかもしれませんが正直今一つ私は不満です。

カイジに関してはカイジと敵対した登場人物のスピンオフのシリーズが沢山出ていて、今はもうそっちの方が勢いがあるんじゃないですかね。

「中間管理職トネガワ」「1日外出録ハンチョウ」「上京生活録イチジョウ」全部面白いです。

ただ私個人としてはカイジ本編を読んでからの方がスピンオフが楽しめるというか、登場人物の関係が分かりやすいと思います。

いやでも、スピンオフの方から読むのもアリといえばアリかな…。

今後このスピンオフの漫画の記事も書きたいです。

話を本編のカイジに戻すと私の中で「パチンコの沼編」まではマジで傑作なんですけど、その後の「17歩編」から今の「ワン・ポーカー」編~「24億脱出編」は正直ちょっと微妙です。

他の漫画でもそうなんですけどここ最近の福本先生は、ちょっとテンポが悪いというか1つのステージに時間をかけすぎているような気がしています。

ただ、何度も言いますが沼編まではマジで面白いので是非読んでみてほしいです!


スピンオフシリーズも貼っておきます。