今日も忍者と極道のストーリーを振り返っていきたいと思います。
今日は第10話を振り返っていきたいと思います。
最新話までのネタバレが含まれます。よろしくお願いします。
第10話 2人目の友達
“情”に心揺れし忍者(にんじゃ)は
いとも容易く誤断(ミス)って死ぬ…!!
前回決死の覚悟で忍者(しのは)君の前に立ち塞がった恵介。
そんな恵介に対し、忍者くんが放った台詞は
「お前…いい奴だな」でした。
「えっ…」戸惑う恵介。
「今言った“夢澤の組長”(ゆざわのあにき)って人よォ…
お前…本当に大好きなんだな」
「真剣(ガチ)に…心からその人ためにーーー命張ってんだな!!!」
ここまで言って忍者くん、恵介がF(フラッシュ)☆プリンセスのキャラクター「プリバナナ」のキーホルダーを付けていることを指摘します。
突然恵介をニワカ呼ばわりする忍者くん。それに対し「ざけんなボケェ!!!
俺は“本気”(マジ)だぜ!!!」と言い返す恵介。
その言葉を聞き、
「…ホラ見ろ “プリオタ”に悪い奴はいねえ」
「…こんな形で会ってなきゃ オレ達“親友”(ダチ)になれたかもな…!!!」
そう言って頭を掻く忍者くん。
その様子を見て
「忍者も極道も話し合えばわかり合えるのでは…」
「いや、それとも隙をつけば俺にも忍者を殺れるのでは…」
などと色々なことを考えます。
その頃、烏合の巣では神賽惨蔵が第二次世界大戦の中、民を助けようとして極道に襲われ殺された“情”に揺れた忍者たちのことを話していました。
忍者と陽日のことを心配する色姐。
壊左共の育て方のせいか、特に忍者(しのは)は甘い、と惨蔵。
だが忍者は 問題ない
「よし じゃあブッ殺す」
そう言って暗刃の構えを行う忍者くん。
恵介の“覚悟”は理解(わか)った、しかし自分も仲間のところに行きたいのは“真実”(マジ)だから
「“帝都八忍”多仲忍者!!! オレの最大の“敬意”と“覚悟”をキメてッ!!!
極道!!てめえを愛で殺す!!」
その言葉を聞き、恵介も腹を括ります。
「二代目竹本組見習い小僧 粋田 恵介…!!!」
恵介も名乗った後、お互い“全身全霊”(ガチンコ)の殺り合い(かたりあい)が始まります。
極道技巧 “鉄腕男志”(てつわんだんし)の力で忍者くんの顔面にパンチを浴びせる恵介。ヘルズ・クーポンの力で更にパワーアップしているようです。
この若さで極道技巧が使えるだけで恵介がそうとう鍛錬を積んでいることは明らかですね。
しかし、忍者くんの暗刃を防いでいた恵介の鉄腕にヒビが…。
烏合の巣で惨蔵は言います。
「忍者(しのは)はワシらのような“特異体質”は持たぬ…が!!!」
「忍者の基本形“暗刃”を極めし男」
「何事も基本が最も強い!!!」
忍者は まったく問題ない!!!
暗刃“愛羅穿硬”(おらせんこう)。超高速の連続暗刃で恵介を追い詰めます。
詰め重なる“衝撃”(ダメージ)に耐えきれなくなり…
恵介は夢澤への感謝の気持ちを胸に死んでいきました。
この時、恵介の首と両腕が暗刃により宙に飛んでいくのですが空手でいう
押忍の形になっているんですよね。
「恵介…てめーは愛すべき“強敵”(とも)だったぜ!!!」
「ブッ殺した…!!!」
そう言い残し陽日の元に急ぐ忍者くん。
恵介は薄れゆく意識の中、夢澤の組長の無事を祈っていました。
しかしその頃カブチカでは陽日の暗刃で腹を貫かれた夢澤が燃えながら倒れるところでした。
闘いが終わったと思い、立ち去ろうとする陽日。
しかし!…夢澤は、生首を作っていた時に出来た血の池で自分の身体を包んでいた炎を消化し、死んでたまるかと立ち上がります。
「極道舐めんな忍者ッッ!!!」
ここまでが第10話です。
第10話を読み返して
忍者くん対恵介の闘いは実力差はあると思うんですけど、個人的にはかなりの名勝負だと思ってますね。
お互い「恵介」「忍者」と名前を呼びながら闘うのがいいです。
強敵と書いて「とも」と読むのもいかのも漫画らしくていいですよね。
恵介も最後の時まで夢澤のことを想っていました。
ただ正面から闘って敗れた恵介に比べると、恐らくガムテに一方的に殺された高志と仏茶はやはり可愛そうですね。
そして決着が着いたかに思われた陽日と夢澤の闘いですが、夢澤はまだ生きていて立ち上がっていました。
灼熱(あつ)すぎる死闘はまだ続きます。