1月13日、「忍者と極道」の単行本4巻が発売されました。
この単行本4巻なんですが、近藤先生のTwitterによると重版が決まったそうです!
おめでとうございます!
忍者と極道は単行本が出る度に表紙と裏表紙に様々な情報が詰まっているのですが、今回の4巻には残りの八極道の情報が載っていましたので今回はそのことについて掘り下げて行きたいと思います。ネタバレありです。
よろしくお願いします!
巨人
今回表紙に書いてあるのは、写真週刊誌風の記事です。
タイトルに
「帝都高暴走事件の裏に都市伝説!?深まる謎」
と書いてあります。
これは暴走族神、殺島飛露鬼が聖華天のメンバー5万人で大暴走した時のニュースですね。
「3万台もの極道車が帝都高速道路を暴走し、20万人を越える民間人や警察官が犠牲となった前代未聞の事件は、歌舞伎町崩落事件に続く令和のテロとして日本全土を震撼させた。」という書き出しで始まっています。
あの時、ストーリーに描かれていない部分の話のようです。
まずは表紙に巨人について書かれています。
「帝都高速道路の板橋ジャンクション付近では、大量の廃車や遺体と共に人間とは思えぬ巨大な足跡のようなものが発見され、現場の捜査員を震え上がらせている。」
「全長50㎝を超す革靴のような足跡の周囲は、大量のダイナマイトを爆破させたように破壊し尽くされており、あの人気漫画のごとく、巨人が進撃でもしたのかといった有様である。」
なるほど、巨人の進撃w
推測するにこれは破壊の八極道の1人、単行本3巻20話「暴かれた世界」の
シルエットでいうと拳を握りしめた”格闘”の分野に属する八極道の可能性が高いと推測します。
それと更に気になるのはホームレスの老人によるその巨人の目撃証言
「あれは”ハナコさん”だ。間違いない」
「”番長”は生きていた」
今の時点ではこの証言の意味は不明ですが、今後明らかになると思われます。
しかし気になるのは巨人という表現なんですよね。
だって同じ八極道の夢澤って身長が223㎝、体重が182㎏ありますからね。
(単行本2巻のキャラクター紹介のページより)
もう既出の夢澤が相当な巨漢なんですよ。
でも巨人っていうにはそんな夢澤よりも大きいのでしょうか?
そうなるとギネス記録レベルですよね。
心優しき怪獣?
続いて裏に移ります。裏は少年の証言から始まります。
『怪獣が助けてくれたの』
「帝都高大橋ジャンクション付近にて暴走事件に巻き込まれたH少年(6歳)は目を輝かせながら言った。」
「事件当日、両親の運転する車が極道車と衝突し、彼を含む一家全員が瀕死の重傷を負ったが、現場に警察官が到着した時、彼らは何故か全員、その場で大手術でもしたかのような適切な救命措置が行われていたというのだ」
そしてその助けられた少年が描いた絵も一緒に載っており
相当大きな体躯、長い腕、耳まで裂けた口、蛇のように長く割れた舌を持っていました。
車を含めた周囲が燃えており。転がっている生首が全部笑顔なのが子供らしいというか、残酷というか。
そしてその怪獣は少年に一輪の蓮の花をくれたそうです。
蓮の花言葉は救済。
「人命を救済した心優しき怪獣。いったい何者なのだろうか?」と書いてあります。
推測するに恐らく”医療”の分野の八極道でしょう。
シルエットは第20話でも、そして4話でも強烈なインパクトを残した舌と爪が長い男?と思われます。
ガムテの外伝で「怪獣医」(ドクター・モンスター)というワードが出ていますが、まず間違いなくこの男のことと思われます。
ただ、それ自体は理解出来るのですが気になるのは
八極道の1人が聖華天の暴走の被害者を助けた?
ということです。
極道は倫理観が破綻していると思われるくらい、人を殺すことに罪の意識がない人物がほとんどです。
そんな極道が人の命を助ける。しかも同じ八極道の被害にあった人間をです。
これは極道とはいえ、医療の世界に身を置く人間の性なのでしょうか?
人を治すその能力に加え、その八極道の内面部分も気になるところです。
事件の裏にスキャンダル!?あの大物歌手が密会か♡
そして最後の記事。
「不気味なニュースばかりではない。帝都高六本木付近で聞き込みを行った記者がドキドキの証言を得た。」
「麻布のSM店に勤めるR嬢が炎上する帝都高の付近で見たのは、なんと世界的なカリスマとなっている歌手のMAYAと思われる人物の密会現場」
『客の豚を散歩させていたんですよ。ええ。人の少ない通りを首輪つないで。あ、私はちゃんと服着てたから大丈夫です。それで燃える帝都高眺めながら、○○公園行ったら…本当に驚きました。私、デビュー曲からの信者ですもの。ライブは欧米ツアーも全通しましたからね。グラサンと帽子で隠しても見間違えるはずない。あれはMAYAです。』
正直このR嬢の証言にもツッコミどころはあるがこのMAYAという人物も八極道の1人であることは間違いないでしょう。
編み込んだ髪が特徴的、恐らく女性でしょう。
シルエットでも上記の2人と同じように20話と4話でも描かれていました。
”芸能”の分野の八極道で間違いないと思われます。
そしてMAYAが会っていたのは身長175㎝くらいの顔に火傷のある男だったそうです。
この男は40話で車内で極道さんと会話していた人物であると推測します。
そしてその男はMAYAに
『あなたは危険すぎるから行くな…』と話していたとのこと。
これはどういう意味でしょう?
普通に考えたらMAYAの身を案じての言葉だと思いますが、MAYAの極道技巧が危険すぎる、という意味の可能性もあります。
歌手であるMAYAの極道技巧はおそらくは声に関係するものでしょう。
そしてこの火傷の男がやはり残りの最後の八極道なのでしょうか?
そしてこの火傷の男と幡随院孤屠が同一人物であったとしたら、
自身の脚本通りに人を動かすためMAYAに行くなと言っていた可能性もあります。
また新たな情報が出るたび、ブログ記事を書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。