自己紹介

私の半生(4)何の生産性もない日々

仕事を辞めてからしばらくはかなり開放感もあり、大分ゆっくりしていました。就職活動自体はしていましたが、そこそこ貯金もありましたし、当時実家暮らしだったので、気持ちにも大分余裕がありました。

仕事をしていないので、早起きする必要もないわけで。二度寝も自由でした。
(前の職場は通勤に1時間くらいかかってました。)

仲のいい友人からはニート扱いされましたが、親も厳しいことは特に言わなかったので、「のんびり次の仕事探そうかなぁー」なんてのんきなことも考えていました。一応ハローワークに適度に行き、説明会などにこまめに顔を出し、それにより失業手当もきちんと頂いていました。

しかし、どうにもこうにも労働意欲が出ず、友人に教えてもらったパチンコ・パチスロに精を出す日々でした。何しろ無職なので朝から店に並び放題、打ち放題でした。
私は当時、アニメのエヴァンゲリオンの新しく作られた映画に凄くはまっており、エヴァのパチンコ・パチスロを相当打ち込んでおりました。
当時は細かい収支はつけていなかったのですが、正直かなり勝っていたと思います。当時は地元のパチンコ店の状況もかなりよかったと思います。
今思えば、ビギナーズラック以外の何者でもないのですが、運の流れが俺に向いてきてる!と思い、正直「このままパチンコで食っていこうかな」ぐらいに思っていました。

しかし、実家暮らしの身分で「パチンコで食っていく」などと言えるわけもなく、失業手当の支給が終わるぐらいのころに、本腰をいれて「これからどうするか」を考え始めました。
とりあえず金融関係の仕事はもう嫌でした。というか、ノルマのある仕事がもう嫌でした。ノルマを達成しなくてはいけないというプレッシャーも苦痛でしたが、全然ノルマ達成できていないのに給料もらっていいのか?という気持ちがずっとありました。ノルマが達成できなかったからといって給料でない訳ではないですからね。給料をもらうことに罪悪感を覚えていたわけです。

そんな時に、父親から「介護の仕事とかいいんじゃないか?」という発言が。性格的にお前は介護が向いてると思うよ、と。

あまり介護という仕事に関心があったわけではないのですが、もうその頃から少子高齢化の時代が来るということは散々テレビでも言ってましたし、需要はかなりある状態でした。

ちょうどそんな時にハローワークで職員の方から「介護の資格を取るための学校に通いながら、学校が終わったら介護の現場で働ける制度があります。」と紹介をされました。