今日も忍者と極道のストーリーを振り返る回をやっていきたいと思います!
忍者と極道の電子版(コミックDAYS、マガジンポケット)の最新話までのネタバレを含みます。
ちなみにアイキャッチの地下っぽい写真は「首都圏外郭放水路」の写真です。
第二章 第7話 漸次引火
タイトルはぜんじいんかと読みます。
漸次とはgoo国語辞書によると、【しだいに。だんだん】という意味らしいです。
東京都地下…
一般市民(パンピー)知り得ぬ
秘密地下空間が存在する!!
政府が国会議事堂の地下に造りし核シェルター…
旧日本軍が遺した軍事施設に巨大地下迷宮…
ーーーこの手の都市伝説は枚挙に暇がない
………いや
本当にただの伝説か?
非日常は 日常の すぐ…足元にーーー
本誌より引用
忍者くんを背負ったまま歩く陽日。
あるビルの中に入っていき、
1Fと2Fを1秒間に50連打!階数表示の部分に表示される【忍】と出ました!
急降下したエレベーターが到着したのは忍者のアジト
烏合の巣でした。
スラッとした長身の目元を髪の毛で隠した女性、病田色(やまだ しき)こと“色姐(しきねえ)”が出迎えてくれます。
そしてもう一人、陽日も見覚えのない青年が一人、アイドルに姿を変えた忍者の長“神賽惨蔵”がいました。
そして惨蔵は姿を様々に変えながら、壊左を殺した下手人を必ず殺す、どのように忍者を殺したのかも必ず暴くとみんなに説明していきます。
この姿を自由自在に変えるのは
なんでもなれる!!
なんでもできる!!
“最強最古”の忍者、神賽惨蔵の“特異体質”
“全姿全能”(ぜんしぜんのう)によるものです。
この全姿全能ですがどのくらいまで姿を変えることが出来るのか?
これは忍極構成員の中でも意見が少し分かれていますw
今のところ、性別、体格、年齢などは自由に変えられるようなのですが
(最近の話では赤ん坊になっていましたね)
あくまで変化したのは一応人間の範囲なんですよね。例えば動物にもなれたりするのか?今後明らかになるかもしれません。
ちなみにこの「なんでもなれる!! なんでもできる!!」はプリキュアシリーズの一つ「HUGっと!プリキュア」のキャッチコピーの
「なんでもなれる!なんでもできる!輝く未来を抱きしめて!」から来ていると思われます。
そして話は壊左の遺した片眼鏡の話になります。
実はこの片眼鏡の鎖の先に付いている宝石は超小型カメラが内蔵されており、自分にもしものことがあった時は仲間に情報を遺せるようになっていたのでした。
どうりで極道さんと闘っているとき、宝石手に持っていると思っていました。
壊左を殺した犯人の手がかりは掴めました。
そして何故極道が忍者を殺せたか、それも今日にも分かるのではないか?と神賽惨蔵は言います。
惨蔵は自らが“諜報”を仕込んだ“べしゃり烏”により新宿歌舞伎町の“カブチカ”にとある極道が都内全域の半グレ、そして極道を100人ほど拉致をしたそうです。
100人拉致するってとんでもないですね…。
そして陽日は自ら望んでそのカブチカに一人で向かうのでした。
その頃、夢澤たちのためにスポーツドリンクの買い出しを終えてその“カブチカ”に戻ろうとしている恵介、高志、仏茶の3人。
この3人は恐らく似たような境遇の持ち主なんでしょう。
とても仲がいいように見えます。
そしてそのカブチカでは、夢澤率いる竹本組のメンバーが
拉致をした半グレ、極道たちをブッ殺し生首にしていました。
夢澤は極道さんに『派手に悪事をかまして忍者を誘い出せ』と言われたのですが夢澤は堅気は殺さない主義なので、極道さんに逆らう半グレ、極道たちを生首にしてそれを100個竹下通りに並べようとしていたのでした。
もう滅茶苦茶ですよね。
あと驚くのは他の組員が短刀(ドス)を使って首を斬って生首にしているのに対し、夢澤はなんと素手で首を引きちぎっています。
漫画の世界で「素手で相手の首をへし折る」ことが出来るものは多いですが
「素手で相手の首を引きちぎっていた」のは私は夢澤が初めてではないか、そう思えます。
しかもこの時、ヘルズ・クーポン使ってない状況ですからね。
そして生首をつくるという残酷な仕事をしているにも関わらず、この竹本組の爽やかな労働状況は何なんでしょう?
爽やかすぎるよ貴方たち。
そして自分たちも生首を作りたいという恵介たちに対し、駄目だと言う夢澤。
「“殺しは二十歳になってから”」
「…竹本の組長(オヤジ)直伝の“極道教典”(ごくどうルール)だぜ」
「未成年はまだ…手を汚しちゃいけねえよ!」
そう言って優しくたしなめるのでした。
夢澤って人を殺すのに躊躇はなさそうだし、完全に世間一般の常識で考えると悪人なんですけど
- 堅気の人間は殺さない
- 未成年の組員に殺しをさせない
この2点だけで極道の中ではかなりまともな倫理観を持っている方だといえるでしょう。あくまで極道の中では、ですが。
そしてその頃、酔っ払っていた忍者くんも目を覚まし、陽日を追いかけようとしていました。
しかしカブチカでは1人潜入した陽日と…それに気付く夢澤の闘いが今にも始まろうとしているのでした。
第7話を読み返して
この第7話までが単行本1巻に収録されている話となります。
今正に闘いが始まろうとしている、というところで次巻に持ち越しという訳ですね。
忍者の長である神賽惨蔵の全姿全能ですが、これは最新話まで読んだ段階でも謎が多く残る能力です。
話が今以上に進めばいずれ少しずつ明らかになっていくでしょう。
次の第8話ではついに陽日と夢澤が出会うことになります。
この2人の闘いは名勝負ですよ。
是非またこのブログをご覧下さい!