忍者と極道 感想

「忍者と極道」のストーリーを振り返る(第三章 24話)

今日も忍者と極道のストーリーを振り返っていきたいと思います。

最新話までのネタバレを含みます!よろしくお願いします!

第24話 Keep the Heat and Fire Yourself Up

今回のタイトルは少し長めで「Keep the Heat and Fire Yourself Up」となっています。

これはFear, and Loathing in Los Vegas(フィアー・アンド・ロージング・イン・ラスベガス)という日本のポスト・ハードコアバンドの配信シングル曲の1曲目のタイトルです。

バンド名も長めですね。

傷ついた親子を守るため、極道車の前に立ちはだかる忍者(しのは)くん。

長こと神賽惨蔵の言葉を思い出します。

「敵は極道車“3万台” こちらは忍者“5名”」

「“児戯”(ヌルゲー)じゃ喃ォ~!!」

「わずか3万如き…しかも“暴走”とは手間が省けるわい」

この児戯(ヌルゲー)っていうルビ芸すごくいいよ。

「帝都八忍よ 暴走の激流止める“堰(せき)”となれい!!」

「敵は向こうから死にに来てくれる!!!」

忍者くんの元に向かってくる沢山の極道車、車上には釘バッドや日本刀を持った聖華天。

「ブッ殺す」

忍者くんは暗刃を連打し聖華天の首をはね、そして極道車は跳ね上がり忍者くんの後方に吹っ飛んでいきます。

暗刃の威力はどうなっているんだ。

そしてその結果極道車は高く積み上がり巨大な燃える“防壁”(バリケート)が出来上がります。

その頃、総理官邸前では愛多総理が帝都高速道路の惨状を見てショックを受けていました。

その時愛多総理は電灯の上に“影”を発見します。

その正体は神賽惨蔵。

愛多総理を見つけ、顔を見られたか喃?と言いますが

「“顔”など変えてしまえばどうでも善い!!」と顔にこだわりがない様子。

ここで惨蔵は極道車に対し、

暗刃 “如意暴”(にょいぼう)×(かけることの)“灼華繚乱”(しゃっかりようらん)

という極道と闘い命を落とした壊左と陽日の二人の暗刃を掛け合わせた技を使います。
(壊左の暗刃の名前が分かったのはこの時が初めてですね)

「なんでもなれる なんでもできる “全姿全能”!!」

「壊左よ 陽日よ 汝等の勇姿 此処に刻もう!!!」

“老腕若火の帰還”(ろうわんじゃっかのきかん)!!!

壊左のように伸ばした腕から陽日のように超高温の角質を飛ばして次々と聖華天と極道車を火だるまにしていきます。

場面が変わってーー堀切ーー

色姐がわずかに残った生存者の子供を助けていました。

子供の「パパ…ママ…」という言葉を聞き ブチ切れる色姐。

そして暴走をする聖華天の極道車に対し、忍手“暗刃”

“睡掌髑路”(すいしょうどくろ)

色姐の掌の汗腺から出る“香”、その香りを嗅げば“最も幸福な夢”に包まれ、二晩は目覚めないそうです。

たとえその身 焼き尽くされようとーーー

そして極道車は次々と燃え上がり、聖華天も眠ったまま死んでいくのでした。

忍者と極道においては、爆死でも関係なく生首が飛ぶようです。壊左が自爆した時もそうでしたね。

あと最も幸福な夢を見ているはずの聖華天が寝言で「母ちゃ~ん…」て言ってるのがなんか切ないですね…。
子供の頃の夢を見ているんでしょうか?

そして葛西のα、レインボーブリッジのΣの前に何者かが立ちはだかります。

「オレ達の“暴走”(ユメ)邪魔すんのは誰だァ~!!?」×2

「忍者だ」×2

αの前には右龍、Σの前には左虎が現れたのでした。

このシーンは背景に観覧車とレインボーブリッジが描かれているのが印象的ですね。

あと忍者だって言っている二人が全然忍者っぽい格好してないのがなんか面白いですね。

24話を読み返して

この24話で初めて長こと神賽惨蔵が闘っているシーンが出た訳ですが、その際
「他の帝都八忍の暗刃を使える」ということが明らかになりました。

しかも2人分組み合わせて同時に使える訳ですからね。

第7話で長は陽日のこと“超絶無敵”(ちょうぜつチート)と呼んでいますが、長はその上をいくチートということでしょうかね。

これは左虎や右龍の暗刃も使えると考えた方が自然ですよね。

“呪血の忍者兄弟”の暗刃の能力は次の25話で明らかになります。