皆さんこんにちは!
絶賛発売中の忍者と極道を愛読しているライオネルです!
ただこの忍者と極道なのですが作者の近藤信輔先生が体調を崩され
現在休載中となっております。
そこで今回は今までのストーリーを振り返っていきたいと思います。
(最新話までのネタバレが含まれます。この記事は5分くらいで読めます)
近藤先生の体調が良くなりますように…。
そしてどうか忍者と極道が今以上に売れますように…。
序章 忍者と極道 邂逅す
1巻の最初のページから読んでいきます。
まずこの物語は過去の光景から始まります。
『1657年 江戸は大火に包まれた!!』
『死者10万人超 日本史上最大の 大火災の真相は
日本裏社会の ふたつの闇の眷属共
その300年以上にわたる殺し合いの火蓋』
『決めようか 忍者と極道 どちらが生存(いき)るか
死滅(くたば)るか!!!』
そして現在2020年 ー東京 丸の内ー
スマホで話しながら歩くのはサラリーマン風の男。
スマホを落としてしまうのですが地面に落ちる前、一瞬ですれ違った少年にキャッチされます。
少年はスマホのケースが自身が好きなアニメの「フラッシュ☆プリンセス」の限定品であることに気付くとそれをキッカケに落としたサラリーマン風の男とアニメの話で盛り上がります。
しかし少年は「笑えない」という秘密を抱えており、手で顔を無理矢理笑顔しようとします。それを見て逆に笑うサラリーマン風の男。
名刺を渡し「輝村 極道」(きむら きわみ)と名乗ります。
スマホをキャッチした少年は「多仲 忍者」(たなか しのは)の名乗り返します。
これが二人の出会いです。
ちなみにこの部分で極道さんは「島様」「荒岩様」という人物とそれぞれ話しているのですが、忍者と極道の出張版読み切りが掲載されたモーニングには
「島耕作シリーズ」そして「クッキングパパ」とう看板漫画があります。
そして島耕作シリーズの主人公はおなじみ島耕作、そしてクッキングパパの主人公は荒岩一味(あらいわ かずみ)という人です。サラリーマンをしています。
近藤先生曰く、この時の極道さんの電話自体はダイバン(極道さんの会社)のサラリーマンとしてクリーンな取引だそうで、電話の相手が誰なのかはご想像にお任せします、ということらしいです。
そして忍者くんはべしゃり鳥(がらす)による指示を受け、拉致された東京都知事とその孫を助けに向かいます。
早撃ちという道を極めた流島椿沙(ながれしま つばさ)。
銃を構えた状態で撃つSPよりも速く銃を抜き撃てると極道技巧(ごくどうすきる)の持ち主です。(この早撃ちの極道技巧にも何か名前があるのかもしれませんが作中では明かされていません。)
しかし忍者くん、正体がばれないように東京都知事とその孫に目隠しとイヤホンを一瞬にして取り付け(恐らく流れているのはプリンセスシリーズの歌と思われる)
そしてその場にいた極道全員を生首にします。
「忍手 暗刃 ブッ殺した」
そして警察がやってきて現場検証。
壱円警視(マルさん)と呼ばれる眼鏡の男と傍田(おかだ)と呼ばれる二人が忍者案件について話しています。
(忍者については警察の研修で習うそうですが表沙汰にはしないよう注意している様子。警察は聖華天の暴走とかどうやってマスコミに説明したんだろう?)
「忍者が日本史の奥より突如蘇ったのが90年代末期」
「以来20年ーーー数々のマルオシ(忍者案件のこと)から判明したのはひとつ」
「現在の忍者はどこの下にも属さない」
「金や権力…国の方にも縛られず 己の法で悪を殺す」
「ーーーそんな集団ってコトくらい」
(このマルさんと呼ばれる男なんですが第16話にて正体は忍者の長 神賽惨蔵であることが判明します)
そして仕事が終わり道を歩く忍者くん、その姿を見つける高校のクラスメイト3人組。
合コンに誘うか、と発案する1人に対し忍者くんが全く笑わないことを理由に嫌がる1人。
忍者くんには(道を1本挟んだ反対側にいたにも関わらず)それが聞こえていたらしく
「笑ってねーつもりは ねーんだがな~…」と頭を掻きながら呟きます。
道を歩きながら自身が笑うことが出来なくなった理由を思い出します。
「うっすら覚えてる 幼児(ガキ)の頃」
「真っ白な花畑が 真っ赤になってて」
「真っ赤な刺青とーーー」
思い出されるのは笑いながら刃物で人を刺す刺青をした男、その男に刺されている髪の長い女性?と出血しながら倒れている男性?の光景。
この光景が忍者くんの心傷(トラウマ)のようです。
周囲の笑っている人達の中を歩きながら
「笑えねーのは オレ一人で 充分だ」
人々の笑顔を守るため、極道との闘いの決意を固めているように見えます。
場面が変わり、御成門(東京都港区にある)電話先の島と呼ばれる人物と陽気に話す極道さん。電話を切り、
「いや~島様 本当にいい人だよ~♡」
と呟いた次の瞬間
「…ふう」と一瞬前とは全く違う熱を感じない表情になります。
運転していた夢澤から流島が忍者に殺された報告を受けます。
忍者の強さを改めて感じる極道さん。
話は忍者をブッ殺す策についてに変わります。
「極道とは 古来より 世の外れ者の集合体ーーー」
「社会から孤立し 居場所がない…」
「そんな人々に生きる場を与えてきた」
「その極道が今 忍者によって滅びつつある」
「“孤独な者”の居場所が再び奪われる…!!」
「そうはさせない…!!」
【私は すべての“孤独な者”の力となろう…!!】
【決めようか…忍者と極道】
【何方(どちら)が生存(いき)るか死滅(くたば)るか…!!!】
そう語る極道さんの手にはヘルズ・クーポンが握られていました。
忍者くんと極道さん、2人が描かれたページで第1話が終わります。
またこの時、忍者くんと極道さんそれぞれの横に、血が滴り落ちるような部分が描かれているのですが、これは何を表現しているのか…。
改めて1話を読み直して
1話はもう何回も読み直しているんですが改めて読み直すと感慨深いというか色んな情報が詰まってますよね。
ヘブンズ・クーポンよりヘルズ・クーポンの方が先に出てたんだよな、とか
ラストの極道さんの台詞、私はすべての…から吹き出しの周りの線が太くなり雰囲気が変わっているところとか色々思い出しましたね。
あとこの漫画の見所の一つとしてあげられる「ルビ芸」ですが1話の時点ではそこまで特徴的なものはないですね。
でも真実(マジ)とか裏社会(ウラ)とか来襲(く)るとかはカッコいいと思います。ここからどんどんルビ芸もヒートアップしていくわけです。
今回序章が終わるまでを書こうと思ったのですが、ちょっと長くなってしまったのでこの1話感想で一旦終わりたいと思います。
次はこの続きから書きます!