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100回転職した男マーシーさん紹介、その続き

前回、ブロガーのマーシーさんが借金を重ねるきっかけについて説明させて頂きました。今回はその続きとなります。

2015年2月に軽い気持ちで、会社を退職し、貯金を使い尽くしてしまったマーシーさん。マーシーさんはその年の4月上旬に生活資金のため、1万円イオンカードを使いキャッシングしてしまいました。そのときは「1万円くらい大丈夫だろう」という考えだったそうです。しかし、ここから借金を繰り返していくことになります。

少しずつ増えていく借金

マーシーさんは一度に大金を借りるというスタイルでなく、一度に数千円~1万円程度を1週間に1~4度借りるというスタイルで借金を重ねていきました。

借金を繰り返す1番の理由は、とにかく仕事が長続きせず、生活資金が持たなかったからだそうです。

両親に助けを求めようと考えることもあったらしいのですが、実家住まいで両親に世話になっていることもあり、これ以上両親に迷惑をかけることを拒みお金のことで頼りたくなかったそうです。(しかしマーシーさんはブログで自身の祖母が存命だったころ、祖母のところに行き生活資金を度々援助してもらっていたと発言しています。)

その後、借金は増え続けマーシーさんは35歳にして63万9127円という借金を背負うことになります。
しかしマーシーさんの持っているイオンカードはキャッシングの枠が65万円だったため、それ以上キャッシングは出来ない仕様になっていました。

ショッピング枠に手を出す

しかし、マーシーさんは更に借金を繰り返します。
マーシーさんは某自動車メーカーの期間従業員として働いているとき、クレジットカードのショッピング枠を使い、食料、日用品の買い物を始めました。
キャッシングがもう出来ないので、ショッピング枠を使う訳ですね。
そしてマーシーさんの借金はそれから1年しないうちに87万円相当まで増えることになります。(ちなみに本気のピークは89万円だそうです。)

このころ月々の返済は、リボ払いによる返済で約37000円(変動あり)だったそうです。高いといえば高いですが、決して返せない金額ではありません。安定した職に就いていればの話ですが。ちなみに約37000円の内、利息は10000円以上だそうです。

87万円の借金を少しずつ少しずつ、色々なところでちょこちょこ働きながら返してきたマーシーさんですが、ついに2019年9月に勤務先の内定辞退が続き、毎月の引き落としができない状態に陥っていまいます…。

ついに返せなくなる借金

トヨタ自動車の期間工になり、一気に借金を返そうと思い立つマーシーさん。しかしYoutubeで組み立ての動画の様子を見て、「自分には無理」と判断し、結局辞退。

ついに、イオンカードの毎月の返済が出来なくなってしまいます。
マーシーさんはコールセンターに電話し払えない状況であると説明します。お金がないながらも毎月きちんと返済してきたマーシーさん、この時初めての返済の延滞にかなり焦った様子であることが当時のブログの文面からも窺えます。

そしてマーシーさんのイオンカードは、使用が停止、つまり返済しか出来ない状況になりました。

にっちもさっちもいかなくなったマーシーさんは、自力でなんとかすることは無理と判断し、自身の兄に借金があることをカミングアウトし、支援をお願いするのです。

兄からの支援

両親にカミングアウトすることも考えたマーシーさんですが、最終的にお兄さんに助けを求めることにしたマーシーさん。
2歳年上のお兄さんは有名企業に勤めており、マーシーさんと違い、コロコロ転職せず、ずっと同じところで働いているそうです。

連休でお兄さんが実家に帰省したタイミングで、相談があると持ちかけ、自身に借金が87万円あることを告白。そのときは相当お兄さんから叱られたそうです。まあ当然ですよね。

お説教を受けた後、一時的に借金の肩代わりをお願いしたマーシーさん。
とりあえず延滞していたイオンカードの支払い、それに加えて市民県民税、国民保険料など色々ふくめたものの3ヶ月分16万円分の肩代わりをお願いします。

そしてお兄さんとマーシーさんは車で近くの銀行に向かい、お兄さんはマーシーさんを車に残し、ATMに向かいます。そして戻ってきたお兄さんはマーシーさんにお金の入った封筒を渡すのですが、その中身の金額は…

驚愕の85万円!

しかもお兄さんは「金の切れ目は縁の切れ目というからさ、そのお金は返さなくていいから」となんとも太っ腹な対応!

しかし「コレが最初で最後だぞ」と念を押される。

マーシーさんはお兄さんにお礼を言い、延滞していたイオンカードの借金、市民県民税、国民保険料などをまとめて払い、ピンチをしのぎます。

お兄さんからお金もらった後…

しかし、マーシーさんはその後様々な仕事に就くもやはり長続きせず、約半年後、もらったお金もほぼ底を尽き、お金をもらってから約半年後の2020年3月20日のブログで銀行の残高はゼロ、所持金は3477円と衝撃の告白をしています。

お金をもらってから、ビジネスホテルに泊まる、エア出勤しおやつを食べるなど無駄遣いを繰り返した結果、このような結果になったそうです。

「まあ、そうはいっても85万円ももらったんだから、借金の方はほとんど無くなってるんじゃないの?」そう思いませんか?少なくとも私はそう思っていました。しかし、2020年4月の時点でマーシーさんのブログにより、まだ借金は72万円残っていることが判明します。お兄さんからお金を使い、ある程度まとめて早めに返していくということはしなかったようです。

その後、高原地帯の農家のお仕事のアルバイトなどをし、なんとか働きながら人に頼ることなく返済をしてきたマーシーさんですが、再び転機が訪れます。

ついに実家を出て部屋を借りるマーシーさん

マーシーさんは真面目に高原農家のアルバイトをしていましたがある時、急に「仕事が遅いから」という理由で残り数日で辞めてほしいと言われます。
マーシーさんはその通告に激怒し、契約期間を残したまま農家をバックレて実家に戻る決意をしました。(実家に戻る前にビジネスホテルに泊まって心身を癒やしていたようです。)

実家に戻り、以前と同じようにエア出勤をしながら、就職活動をしていたマーシーさんですが、突然同居するご両親から
「いつまで仕事をコロコロ変えているんだ」
「もう大人なんだから親を頼らず自立して欲しい」
などと言われ、部屋を借り一人暮らし生活する流れになってしまいます。

ちなみにこの時点では、借金は64万円とちょっと減っています。

その後、借りられそうなアパートを発見したマーシーさんは、お母さんに
アパート暮らしの初期費用とも言える敷金と礼金、家具家電の費用、仕事を見つけ落ち着くまでの家賃など諸々合わせた金額、36万円を出して欲しいとお願いし、その希望を聞いてもらうことに成功します。

そして2020年8月4日のブログにて、正式にアパートに引っ越したことが発表されています。

それからいま現在、マーシーさんは新たな仕事を探し、憂鬱な心境と戦っているようです。

マーシーさんという存在

ここまで見た方はマーシーさんのことを
「仕事が全然続かない、ダメな人」というイメージを持たれたのではないかと思います。正直私もそんな風に思っているところはあるのですが、マーシーさんのブログやYouTubeを見ているとなんとなく憎めないというか、不思議な魅力があるように感じています。

一人暮らしを始めたマーシーさん、仕事は見つかるのか!長続きするのか!
そして家賃はこれからも払えるのか!

マーシーさんの今後に要注目です!