自己紹介

私の半生(8)一人暮らし開始!そして新しく生きる

3月いっぱいで仕事を辞めることになったのですが、仕事の引き継ぎをしつつ、これからどうするかを考えていました。

これからどういった人生を歩んでいけばいいのか、私は真剣に考えました。こんなこというと、何言ってんだ?と思われるかもしれませんが、正直俺は会社組織で働くということが向いていないというか、とても辛いモノに感じるのです。「仕事はみんな辛い」もちろんそうです。お金をもらっている以上楽な仕事などあり得ない、それは当然だと思っています。しかし、世の中仕事の大変さ、過酷さとその仕事で得られる収入はどうにも比例していないように感じるのです。

仕事の大変さと給与が比例するなら、介護の仕事はもう少しもらえてもいいんじゃないか?働いているうちからそう思っていました。

そんなことを考えていると、新しい職場を見つけてすぐにでも働く!…という気持ちにはなれず、3月中は新しい職場を探すことは一切しませんでした。

一人暮らしの準備を始める

仕事に関しては、すぐに始めようということはしなかったのですが、一つ考えていることがありました。それは…、
「今回の機会に実家を出て一人暮らしを始めよう。」ということでした。

私は富山に生まれ、幼稚園から大学までずっと富山県内の学校に進学し、就職先も全て富山県内でした。全て実家から通える距離だったので、一人暮らしをする必要がありませんでした。

別に就職先が実家の近くでも一人暮らしをしてもいい、そう思うのですが実家というのは何もしなくても親が食事を用意してくれる、とても楽な環境だった訳です。親に甘えきって生きていました。

それでも、30歳を過ぎたぐらいから私の中にも焦りのようなものが芽生えてきまして、友人の中には結婚して子供がいるやつもいますし、せめて一人暮らしぐらいはした方がいいんじゃないかと思い始めました。

両親に相談

そこで私は両親に①仕事を辞めること、そして②一人暮らしを始めたいことを相談しました。最初は怒られるかな…といい歳をして少しビクビクしていた訳なんですが、以外と2人ともすんなり許してくれました。

私は不動産屋さんを周り、住む物件を探し始めました。初めての一人暮らしのため、ほぼ何の知識もないまま、物件を探し始めました。一人暮らしをしている友人に連絡して「この物件はなかなかいいんじゃない?」などのアドバイスをもらいながら進めていきました。

最初、とあるリフォーム中の物件に目をつけて、リフォームが終わったら中を確認させてもらう方向で話を進めていたのですが、なかなかリフォームが終わらず、一週間、二週間と完成が長引き、内装の見学まで時間がかかり、予定が狂ってしまうことがありました。その時は知らなかったのですが、賃貸物件のリフォームが長引いてしまうことは、よくあることのようです。
(結局その物件は借りませんでした。)

物件探しを続け、最終的に予定よりも家賃が若干高いところになりましたが、新しく出来たばかりのきれいなアパートに引っ越すことが出来ました。

こうして30代無職、彼女なし、おひとりさま生活がスタートしたのでした。