好きなモノ

昔パチンコ店に通っていた頃出会った個性的な人

最近は新型コロナウイルスのこともあり、控えていますが私は一時期仕事が休みの日はパチンコにひんぱんに通っていた時期がありました。

朝から並んで打っていたこともあります。

パチンコ屋に通っていると、色んな個性的な人に会うことがあります。

今日はそんな昔の話を思い出しながら書いていきたいと思います。

グランドオープンの日出会った人

  • 教えをこう人

あれは確かパチンコの人気シリーズ「牙狼」の確か魔戒の花という機種を打つために朝から新しくオープンしたパチンコ屋に並んでいるときのことでした。

私は友人と一緒に並んでいて、その友人は確か別の台を打ちに行きました。

そしてオープンして私が魔戒の花のコーナーに行った際、まだ空き台がありました。

よかったよかったと思い、私は席に座りました。

しかし座ってすぐには打てませんでした。それは何故か?

パチンコ屋は新しくオープンする際、ただのオープンではなくグランドオープンということが多いです。

そしてグランドオープンの際は、通常時より若干状況がよく勝ちやすいことがあります。

ちなみに新台入れ替えの際などはリニューアルオープンという言い方をしたりします。

そして私が知る限りグランドオープンの時は、入場出来てもすぐには打てない場合が結構あります。

それはどういうことかというと、通常パチンコ店は9時オープンの場合、その時間に入店を開始、並び順や抽選番号の早い順に入店し、すぐに打ち出すことが出来ます。

ただそれがグランドオープンの日だと11時半入店開始、12時遊戯開始といったことになったりします。

打ち出してもいい時間より早くお客さんをいれて、お客さんには席を確保した状態でしばらく待っていてもらうんです。

恐らくグランドオープンはめちゃくちゃ人が集まるので混乱を避けるためだと思います。

またグランドオープンの場合、オープンの1週間前から前日ぐらいにかけて
事前整理券などを配って当日少しでもスムーズに運営できるようにしていたりします。

それだけグランドオープンは重要なんですね!

話が少しそれましたが、入店してからの私はトイレを済ませ魔戒の花の台に座り、遊戯開始の時間を待っていました。

すると隣の席に座っていた若い男性、多分20代くらいの人が

「あのーすみません、この台(魔戒の花)打ったことあります?」

と私に聞いてきました。

私はいきなり話しかけられ驚きましたが正直に「ええ、まあ何回かは」
と答えました。

するとその人は

「そうなんですか。実は僕今日打つの初めてなんです。だから
ちょっとこの演出はアツいとか教えて貰って良いですか?

と言ってきたのです。正直言われたときは(マジで?)と思いました。

初対面の人にそんなこと言う?と思ったのですが、まあ別に特に嫌というほどではなかったので了承しました。

パチンコのアツい演出

パチンコを打ったことがない人はピンと来ないと思うんですが、パチンコはヘソと呼ばれる場所にパチンコ玉が入る度に抽選が始まり、300何分の1ぐらいの確立(機種による)で当たります

777とか333とか3つの数字が揃うわけです。

それでこのこの抽選の何回かに1回演出が入るんです。

分かりやすい物だと

  • 両サイドの数字が揃って「リーチ!」とボイスが入ったり、
  • チャンス!や熱といった文字が表示されたり、
  • 画面の周りの装飾が派手に光ったりします。

でも演出が出たからといって当たりが確定するわけではなく、演出によってなかなか当たらない演出と高い確率で当たる演出があるわけです。

その中でもこの演出が見られたら非常に高い確率で当たる、という演出と
パチンコを打つ人はアツい演出といって喜ぶわけです。

だから恐らく私に「アツい演出を教えて欲しい」と言ってきた彼は初打ちの台でも出来る限り楽しく打ちたかったんでしょう。

だから私に頼んできたんだと思います。

彼に教えてあげることにした私ですが1つ問題があります。

それはパチンコというものはアツい演出だからといって当たるとは限らない、ということです。

よくあるのが液晶画面に出てくるカットインの色やキャラの背景の色が
赤とか金色に変化するとアツかったりするんですが、大体そういった演出って当たる確率が70%台だったり80%台だったりします。

つまり結構普通に外れます。

「これはアツい!当たっただろ!」そう思っていたのに外れる。

これはパチンコを長年打つ人間であれば誰もが経験するものだと思います。
(特に最近の台は一昔前に比べてこの傾向が強い気がします)

だから私はこの時少し彼に気をつかいました。

「これはアツい!絶対当たるよ!」と言って外れたときのガッカリ感を彼に
味あわせたくなかったからです。

だから彼の台にアツい演出が来た時も

「これは結構当たる奴だよ」
「微妙だけど多分いけるよ」
「これはかなりの確率でいけるでしょ」

といった感じで少しぼかしていうようにしました。

その日、彼と私が勝ったかどうかまではちょっと覚えていません。

でもお互い何回かは当たっていたと思うので大負けはしてなかったんじゃないかなと思います。

パチンコ店で経験した結構面白いことは他にも沢山あるので
是非また書きたいと思います。

よかったら読んで頂けますようよろしくお願いします!