この間、ハローワークで紹介されたソフトウェアとか電気設備について学べる職業訓練の施設を見学に行った時、作業服を着て講義を受けたり、機械を操作している人達を見て工業高校に通っていた時のことを思い出しました。
今日は私ライオネルが高校生だった頃の話を書きたいと思います。
すぐに選択ミスをしたことに気づいた
中学校の進路相談で、担任の先生と進路について相談した頃、本当は別に考えて第一志望の高校があったのだけれど、先生に
「本当にそれでいいのか?」と繰り返し説得され進路を変更したんですよ。
正直滑り止めの高校も受験していたわけですし、素直に第一志望の高校に受験すれば良かったなと今となっては少し後悔しています。
そして工業高校に合格し、入学式を迎え教室へと足を運びます。
そしてここで私は始めて自分のこのクラスが
男子生徒しかいないということを目の当たりにするのです。
この時は正直ショックを受けました。
もしかしたら入学式やそれよりももっと前から気づく機会はあったかもしれませんが、ちょっとよく覚えていません。
ただ教室に入ったときにショックを受けたという事だけは覚えているんです。
行きたくなかった実習
工業高校には普通科の高校で行われるような現代国語、数学、英語、化学といった授業の他に実習の授業があります。
以前のブログでも説明させて頂いたと思いますが、旋盤やフライス盤といった切削加工が行える機械を使い、金属を削りネジやボルトといった指定された物を作るというのが主な実習でした。
旋盤とフライス盤はちょっと使い方が違うのは少し面白かったです。
また溶接の実習もありました。アーク溶接とかガス溶接とかといったもので、金属を削るのでは無く、溶接、くっつけるんですね。
火花がバチバチーと見えるやつです。
そして実習が終わった後は、レポートを書きます。
- どのような実習を行ったか
- 実習のやり方について
- 実習で学んだこと
- 上手くいったこと、いかなかったこと
- これからに生かしたいこと
といった内容でレポートを書き提出する訳です。
私はこの実習に行くのが相当嫌でした。
実習始まる前に更衣室で作業服に着替えるのがもう嫌でした。
もちろん同級生の中には実習を楽しんでやっているような友人もいましたが、私には合わなかったようです。
大きな音を出しながら金属を削ったり、高温で金属を溶接したりそういったことが苦痛でした。
クラスにも馴染めない
クラスの同級生ともあまり仲良くはありませんでしたね。
工業高校には大体、機械科、電気科、建築科といったいくつかの科に分かれており、それがそのままクラス分けになっているのですが、、私はその中の機械科の生徒でした。
そしてこの機械科は1クラス40人の定員で1クラスしかありませんでした。
つまり3年間クラス替えが無かったということです。
ウマが合わないようなやつがいたとしても100%同じクラスのまま3年間
過ごさなくてはいけないということですね。
これも以前のブログに書きましたが、同級生に度々金をせびられるのも苦痛でした。
あとクラスの治安もあまり良くなかったです。
覚えているのが一度クラスの誰かの財布が無くなったことがありましたね。
多分あの後出てこなかったと思います。
あと私も購買で買っておいた焼きそばを机の中に入れておいてそれがいつの間にか無くなっていたことがありました。
机の中を覗いてそれが分かった時、同級生の1人が
「どうしたー?焼きそば無いのか?」と声をかけてきました。
どうして焼きそばを探していたと分かったんだ!って話です。
結局お前が盗ったんだろ!みたいな笑い話になったのですが、
その後焼きそばが弁償されることもありませんでした。
結構私は根に持っています。
野球部は結構楽しかった
高校ではずっと野球部でした。
野球部では全くと言っていいほど戦力としては活躍できなかった私ですが
野球部での活動は結構楽しかったです。
野球部のメンバーとはまあまあ気が合いました。
喧嘩する時もありましたが、最近仕事で来れなかった1人を除いて
野球部の同級生メンバーで集まりましたし、今でも仲良く出来ていると思います。
野球部での活動は、高校時代の少ない楽しい思い出といってもいいでしょう。
ブログを読んでくれている皆さんへ
もし、このブログを読んでくれている方に小学生、中学生の方がいたならば私は、
「高校はよく考えて選んだ方がいいです」とお伝えしたいです。
高校を決める基準は一杯あると思います。
- 学力のレベル、偏差値はどのくらいか?
- 家からどのくらいの距離か?
- 学校の規模はどのくらいか?
- 男女の比率は?
- 部活動の数は?実績は?
- 制服のデザインは?
- 仲のいい友達、好きな子が進学するか?
恐らくもっとあると思います。
私のように「工業高校に入学し」「男だけのクラスにショックを受ける」
というのはレアなケースかも知れませんが、私と同じようなショックを受けていた野球部の後輩を1人知っています。
中学を卒業してそのまま高校に進学したのであれば、15歳から18歳という
正に青春の時代を高校3年間で過ごすことになります。
高校生として過ごす3年間は人生の中でもかけがいのないものです。
勘違いをしてほしくないのは、私は工業高校に進学すべきではない、といっているのではありません。
進学するにあたりよく考えて欲しい。
将来のこともだけど、高校生として過ごす時間を楽しい時間に出来るか?
それを考えた上で進路を決めてほしい。そう思っています。
このブログを読んで下さっている皆様の決断に、幸運が訪れることを祈っております。